待者名簿 未記載の
報告に遅れ 菅官房長官

「桜を見る会」の招待者名簿を行政文書の管理簿に記載していなかった問題で、菅官房長官は法令違反にあたると報告を受けたのは内閣府の担当部署が問題を把握してから3週間余りあとだったとしたうえで、速やかに報告すべきだったという認識を示しました。

「桜を見る会」の招待者名簿をめぐり、平成25年から5年分が行政文書の管理簿に記載されておらず、菅官房長官は公文書管理法違反などにあたるという認識を示しています。

これについて菅官房長官は午後の記者会見で、内閣府の担当部署が管理簿への未記載を把握したのは先月17日だったことを明らかにしたうえで、「私が公文書管理法違反に該当するとの報告を受けたのは今月10日だ」と述べました。

そのうえで記者団が「内閣府が、すぐに菅官房長官などに報告しなかったのは、行政機関として不適切ではないか」とただしたのに対し、菅官房長官は「内部的に報告すべきだった」と述べ、問題を把握した時点で速やかに報告すべきだったという認識を示しました。