述式問題導入見送り
野党が閉会中審査要求

大学入学共通テストへの記述式問題の導入見送りを受けて、衆議院文部科学委員会の理事懇談会が開かれ、野党側が、萩生田文部科学大臣から直接説明を聞きたいとして閉会中審査を開くよう求めたのに対し、与党側は、今後の検討の状況などを見る必要があるとして折り合わず、引き続き協議することになりました。

衆議院文部科学委員会の理事懇談会では、文部科学省の担当者が、再来年1月から始まる大学入学共通テストへの記述式問題の導入を見送ることを決めた経緯などを説明しました。

これに対し、立憲民主党などは、今後の対応について直接、萩生田文部科学大臣から説明を聞きたいとして、閉会中審査を開くよう求めましたが、与党側は「今後の検証や検討の状況などを一定程度みる必要がある」として折り合わず、引き続き協議することになりました。

一方、理事懇談会で文部科学省は、大学入試改革を検討するため非公開で行われていた有識者会議の議事録について、公開に向けて出席者の了承を取り付ける作業を急いでいることを報告しました。