日韓の対立「に入っても
よい成果得られない」米高官

日米韓3か国の外相会談を受けてアメリカ政府高官は、日韓の対立について「アメリカが間に入ってもよい成果は得られない」と述べて、日韓のあいだで解決するべきだという立場を強調しました。

アメリカ国務省の高官は2日夜、NHKなど一部メディアの取材に応じました。

このなかで高官は、「日韓関係が悪化すればアメリカの安全保障上の国益も危うくなる」と述べ、懸念を示しました。そして、「これを早く乗り越える必要がある。双方がさらに関係を悪化させるようなことをするべきではない」と述べ、双方に自制を促しました。

一方でこの高官は、「アメリカが日韓の間に入ってもよい成果は得られない」とも述べて、アメリカ政府としては仲介にあたる考えはなく、あくまでも日韓のあいだで解決するべき問題だという立場を強調しました。

また、アメリカが日本と韓国それぞれに対立の原因となっている措置をいったん停止するよう求めたとされる一部報道については、「外交には時間が必要だ。いったん停止するという合意は存在しない」と述べて、直接の回答を避けました。

国務省高官の発言からは、日韓の対立に一定の距離を置こうという姿勢がうかがえますが、トランプ大統領自身は先月、両国の緊張緩和に向け、必要とあらば仲介に乗り出すことに意欲も示しており、今後のトランプ政権の対応が注目されます。

米国務省「自制と対話を」

またアメリカ国務省の広報担当者は2日、NHKに対し、日韓関係の緊張が両国の経済や安全保障面の結び付きに悪影響を及ぼさないよう、注意を払う必要があると述べて自制を促したうえで、アメリカ政府が対話を支援する用意があるとして日韓両国に早期の解決を促しています。