会一致望ましかったが
圧倒的多数 対応を」新里議長

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画に伴う名護市辺野古沖の埋め立てへの賛否を問う県民投票をめぐり、29日、県議会の臨時本会議で、選択肢に「どちらでもない」を加えた3択とする条例の改正案が、県政野党の自民党の一部の議員が反対する中、賛成多数で可決されました。全会一致とならなかったことで、全県実施への影響が出ないか懸念する声も出ています。

来月24日に行われる予定の県民投票をめぐっては、先週、沖縄県議会の各会派が、選択肢を「賛成」「反対」に「どちらでもない」を加えた3択とすることで合意し、29日に開かれた県議会の臨時本会議で、必要な条例の改正案の採決が行われました。

採決では、県政野党の自民党の一部の議員が反対しましたが、賛成多数で改正案は可決されました。

議会のあと、新里議長は「全会一致が望ましかったが、そうならなかったことは残念だ。実施しないとしてきた5つの市も、全会一致になるだろうとして作業を進めていて、それぞれの市長も苦しい立場だが、圧倒的な多数だったので対応していただきたい」と述べました。

全会一致とならなかったことで、全県実施への影響が出ないか懸念する声も出ています。