神奈川県知事選挙 現職と新人の計4人が立候補

統一地方選挙の前半戦として行われる神奈川県知事選挙が3月23日告示され、現職と新人あわせて4人が立候補しました。

神奈川県知事選挙に立候補したのは、届け出順に、
無所属の新人で、共産党が推薦する市民団体代表の岸牧子氏(66)
無所属の新人で、医師の加藤健一郎氏(73)
4期目を目指す無所属の現職で、自民党、公明党、国民民主党のいずれも県組織が推薦する黒岩祐治氏(68)
新人で、政治家女子48党の党首、大津綾香氏(30)
の4人です。

4人は立候補を届け出たあと、街頭などで支持を訴えました。

岸氏は、「化石燃料や原発に頼らない、再生エネルギー100%をこの神奈川で実現します。非正規雇用から正規雇用に、男女の賃金格差を無くし、最低賃金は1500円に。インボイスの中止と、消費税の減税を求めます。学校給食は無償にします。学費は高すぎるので、県独自の給付制度を設けます」と訴えました。

加藤氏は「知事直属の危機管理センターを県庁の中に作りたいと思って立候補しました」と訴えました。

黒岩氏は「子育て世代の目線に立って何をするべきなのか。今、子育て世代と一生懸命、対話を重ねています。おもしろいくらい具体的なアイデアが出てきています。それを解決するのは、デジタルの力です。デジタルの力で子どもを産んで育てたら、自分も優しい気持ちになるような社会を目指したい」と訴えました。

大津氏は「いろいろな女の子が取り組みたい問題を議論しています。私たちがわかりやすく楽しく伝えていきたいです。政治に参加するハードルを下げられるように活動したい」と訴えました。

選挙戦では、現職の3期12年にわたる県政運営の評価や、少子高齢化対策などをめぐり論戦が交わされる見通しです。
神奈川県知事選挙は、県議会議員選挙や、政令指定都市の市長や議員選挙とともに、4月9日に投票が行われます。