立民と共産 通常国会で“防衛増税”を追及へ

通常国会の召集を前に、立憲民主党と共産党の国会対策委員長が16日、会談し、防衛費の増額に伴う政府の増税方針を追及することで一致するとともに、旧統一教会との関係が指摘されている細田衆議院議長に説明を求めていくことを確認しました。

立憲民主党の安住国会対策委員長と共産党の穀田国会対策委員長は、16日午前、国会内で会談し、今月23日に召集される通常国会への対応をめぐり意見を交わしました。

この中で、両氏は、防衛費の増額に伴う政府の増税方針について、国会の審議を経ずに決定したことは容認できないとして、追及していくことで一致しました。

さらに、穀田氏は防衛費の大幅な増額や軍備の拡張にも反対する考えを示しました。

また、会談では、旧統一教会の問題について、実態の解明と被害者の救済を進めるとともに、教団との関係が指摘されている細田衆議院議長に対し、国会の召集前に説明するよう求めていくことを確認しました。

会談のあと、安住氏は「自公政権に対じするには、できるだけ一致点を見いだして国会運営をやらせてもらいたい。この通常国会は『岸田増税内閣』対野党になる」と述べました。

穀田氏は「国会を無視して国民をないがしろにしている現状について、十分に審議し、ただしていくという点で連携していく」と述べました。