維新 松井代表の後任選ぶ代表選 8月14日告示 27日投開票へ

日本維新の会は7月30日、臨時の党大会を開き、6年半余りにわたって代表を務めてきた松井氏の後任を選ぶ代表選挙を8月14日告示、27日投開票の日程で実施することを決定しました。

来年4月に政界を引退することを表明している日本維新の会の松井代表は、先の参議院選挙のあと記者会見し、次の代表に引き継ぎたいとして辞任する意向を明らかにしました。

これを受けて、30日午後、臨時の党大会が開かれ、松井氏や馬場共同代表ら幹部は大阪市の党本部で、国会議員や地方議員らの多くはオンラインで参加しました。

そして参加者らの投票によって、松井氏の辞任が了承されました。

前身のおおさか維新の会の時代も含めて6年半余りにわたって代表を務めてきた松井氏は「参議院選挙では、比例代表で野党第一党に押し上げていただいたが政治集団として政策を実現していくにはさらに数の力が必要だ。新しい代表として組織をまとめけん引するのは誰がふさわしいかを決めてもらいたい」と述べました。

このあと、後任を選ぶ代表選挙の日程の協議が行われ、8月14日告示、27日投開票の日程で実施することを決定しました。

次の代表が選出されるまで松井氏が引き続き代表を務めます。

日本維新の会の代表選挙が行われるのは初めてで複数の国会議員が立候補に向けた動きを見せており選挙戦になる公算が大きくなっています。

4人が立候補検討

日本維新の会は、松井代表の後任を選ぶ代表選挙を8月14日告示、27日投開票の日程で実施することになり、これまでに4人の国会議員が立候補を検討しています。

立候補には国会議員や地方議員らの推薦人が30人以上必要で、これまでに、馬場伸幸・共同代表、東徹・元総務会長、足立康史・衆議院議員、梅村みずほ・参議院議員の4人の国会議員が立候補を検討していて、選挙戦になる公算が大きくなっています。

投票には、党所属の国会議員や地方議員らおよそ580人と、一般党員およそ1万9000人がすべて1人1票で参加する権利があり、数の多い一般党員の支持をどれだけ集められるかが勝敗のカギを握ることになります。

日本維新の会が代表選挙を行うのは初めてで、橋下徹氏、松井氏に続く党の新たな顔を目指した動きが今後、本格化する見通しです。