千葉市教育委 学校の性被害に危機対応チーム立ち上げ

千葉市教育委員会はわいせつな行為をした教員らから直接、聞き取りを行う弁護士などでつくる専門チームを立ち上げ、学校が被害にあった子どもたちのケアに専念できる態勢づくりを進めています。

教員による児童へのわいせつな行為などが各地で相次ぐ中、千葉市教育委員会は、被害を受けた児童や生徒への支援を行うなど、子どもを守る取り組みを進めています。

取り組みの一環で千葉市教育委員会は専門的な知識を持つ弁護士や警察OBなどがわいせつな行為をした教員らから直接、聞き取りを行う「危機対応チーム」を新たに立ち上げました。
これまでは被害の訴えに基づいて学校や教育委員会が関係する教員などから聞き取りを行っていましたが、危機対応チームが代わりに行うことで学校が子どもたちのケアに専念できるようにしたいとしています。
また、学校関係者以外による聞き取りが行われることで、より厳格な対応が期待できるとしています。

千葉市教育委員会は「被害を受けた際の対応だけでなく、厳しい対応をとることをあらかじめ周知しておくことで抑止効果を高め、子どもたちの学校生活をより安全なものにしたい」と話しています。

教育委員会によりますと、弁護士が加わった専門チームが学校での性被害に対応するのは珍しく、政令指定都市では全国で初めてだということです。