「クアッド」首脳会合前に米大使館周辺などで車両検問 警視庁

日本とアメリカにオーストラリア、インドを加えた4か国の枠組み、「クアッド」の首脳会合などが来週開かれるのを前に、東京 港区のアメリカ大使館の周辺などでは、警視庁が車両検問を行い、不審な車両などがないか警戒にあたっています。

5月は、22日からアメリカのバイデン大統領が日本を訪問し、岸田総理大臣と日米首脳会談を行うほか、24日には日本とアメリカにオーストラリア、インドを加えた4か国の枠組み、クアッドの首脳会合も開かれる予定です。

こうした中、警視庁は都内の各地で警戒を強化していて、19日は会場や大使館の周辺などで車両検問を行いました。

このうち、東京 港区のアメリカ大使館の近くでは、警察官が通りかかった車を1台ずつ止めたうえで、ドライバーに運転免許証の提示を求めたり、行き先を尋ねたりして不審な車両などがないか確認していました。

警視庁は、クアッドの首脳会合が開かれる5月24日にかけて、検問の実施場所を増やすなど警戒をさらに強化することにしています。

警視庁第4機動隊の奥沢寛隊長は「首脳会合などが安全に開催できるよう、万全の警備態勢で臨みたい」と話していました。