自民 参院山形選挙区で候補者擁立見送り調整 国民民主に配慮か

夏の参議院選挙をめぐり、自民党は国民民主党の現職が立候補する予定の山形選挙区で候補者の擁立を見送る方向で調整に入りました。新年度予算に賛成した国民民主党との今後の連携を見据え、配慮するねらいもありそうです。

夏の参議院選挙に向けて自民党は与党で過半数の議席確保を目指し候補者の擁立作業を進めていて、全国に32ある定員1人の「1人区」では4つの選挙区を除いて公認候補者を決めています。

残る4つの選挙区のうち山形選挙区について、自民党は候補者の擁立を見送る方向で調整に入りました。

山形選挙区にはこれまでに国民民主党の現職と、共産党の新人が立候補を表明しています。

国民民主党は新年度予算の国会審議で賛成に回ったほか、自民・公明両党と原油高騰対策などの政策協議を続けていて、自民党としては国民民主党との今後の連携を見据え配慮するねらいもありそうです。

自民党執行部は地元の山形県連とも協議したうえで、最終的な方針を決めることにしています。