知事公用車センチュリー解約
高額リース批判で 兵庫県

兵庫県は、リース料が高額だと批判を受けた知事の公用車「センチュリー」を解約したと発表しました。今後はワンボックスカーに切り替える予定で、およそ700万円の経費削減になるとしています。

兵庫県は井戸前知事が在任中のおととし、知事の公用車に高級車「センチュリー」を採用し、年間300万円のリース料が「高すぎる」として議会などから批判が相次ぎました。

こうした中、8月就任した斎藤知事は見直す考えを示し、これを受けて兵庫県は、7日付けでリース契約を解約したと発表しました。

新たな公用車にはワンボックスのハイブリッドカーを採用する予定で、入札でリースする車種を決めるとしています。

兵庫県によりますと、「センチュリー」の解約に伴い240万円の清算金がかかりますが、新たな公用車のリース料金が安く抑えられるため、今後5年間で685万円の経費削減につながるとしています。

会見した兵庫県企画県民部管理局の原田剛治局長は「斎藤知事の考えもあり、経費削減の観点や車中での打ち合わせのしやすさなどを踏まえて、公用車を替えるのが妥当と判断した」と述べました。