下村政調会長 自民党総裁選
対応検討 任期中は首相支える

来月末の任期満了に伴う自民党総裁選挙について下村政務調査会長は、党内で自身の立候補に期待する声があるとして対応を検討する考えを示す一方、党3役の1人として、引き続き菅総理大臣を支えていくと強調しました。

自民党の下村政務調査会長は19日午後、党本部で二階幹事長と会談したあと記者団の取材に応じ、総裁選挙について「多くの若手や同志から『下村さんも出馬すべし』という声があがっている。チャンスと可能性があればチャレンジしたいという思いは持っていると二階氏にも伝えた」と述べました。

そのうえで「まだ態度を明確にしているわけではなく、推薦人集めはしていない。多くの方々と相談する必要がある」と述べ、今後、対応を検討する考えを示しました。

一方で「菅政権のもとで政務調査会長を務めており、任期の間は菅総理大臣を最大限支えていくのが私の仕事だ」と強調しました。

また下村氏は18日、安倍前総理大臣らと相次いで会談していて、下村氏は「安倍氏からは『決意は分かるがすぐ応援するという状況ではない』と言われた」と明らかにしました。