柔道金 阿部選手きょうだい
賞贈呈へ 兵庫県と神戸市

東京オリンピックの柔道で、きょうだいそろって金メダルを獲得した、神戸市出身の阿部一二三選手と詩選手に、兵庫県はスポーツなどで功績を残した県ゆかりの選手らに贈る「誉」賞を贈呈することを決めました。

東京オリンピックの柔道では26日、男子66キロ級と女子52キロ級で、神戸市出身の兄の阿部一二三選手と妹の詩選手が、柔道では史上初めて、オリンピックの同じ大会で、きょうだいで金メダルを獲得しました。
これについて、兵庫県の井戸知事は記者会見で、「有力視されながら重圧に負けず、しっかりと技の真価を発揮して金メダルを獲得した」と2人をたたえ、県として「誉」賞を贈呈すると発表しました。
「誉」賞は、スポーツなどで功績を残した県ゆかりの選手らに贈られるもので、柔道の選手が授与するのは平成16年にアテネオリンピックで2大会連続となる金メダルを獲得した谷亮子氏以来だということです。
また神戸市は、阿部きょうだいに「神戸栄誉賞」を贈ることを決めました。
神戸市の久元市長は「多くの困難や重圧を乗り越えた姿はコロナ禍の日本で全国に勇気と感動を与えていただいた。心よりお祝いしたい」とコメントしています。