富山市長選 元富山県議の
藤井裕久氏が初当選

新人4人が争った富山市長選挙は、元富山県議会議員の藤井裕久氏が初当選を果たし、およそ20年ぶりに市長が交代することになりました。

富山市長選挙の結果です。
▽藤井裕久、無所属・新。当選。8万5755票。
▽吉田豊史、無所属・新。5万4028票。
▽高野善久、無所属・新。9946票。
▽島隆之、諸派・新。9906票。

自民党や立憲民主党など4党が推薦した元富山県議会議員の藤井氏が、初めての当選を果たしました。

藤井氏は、富山市出身の59歳。
合併前も含めると通算で5期19年務めた、森市長の退任に伴う今回の選挙戦で、藤井氏は森市政の継承を掲げました。

そして、都市機能を中心市街地に集めるまちづくりと郊外の活性化を両立させることや、新型コロナウイルスのワクチン接種を速やかに行うことなどを訴えました。

藤井氏は、「『幸せ日本一とやま』の実現のために市民ひとりひとりの声を丁寧に聞きながら、市政運営に取り組みたい」と述べました。

今回の投票率は47.97%となり、合併以降過去最低だった前回・4年前の選挙の47.84%をわずかに上回りました。