犯罪 性暴力の被害相談
面談者2割近くが中学生以下

性犯罪や性暴力の被害者から相談を受ける全国の「支援センター」について内閣府は、面談した被害者の2割近くが中学生以下だったとする調査結果を公表しました。

性犯罪や性暴力の被害者からさまざまな相談を受ける全国49か所の「ワンストップ支援センター」について、内閣府は、去年6月から3か月間の対応を初めて調査し、結果を公表しました。

それによりますと、全国の支援センターが対応した被害者からの相談は、延べ9450件でした。

このうち、電話などでの相談から、面談に至った被害者の年齢を見ますと、「20代」が31%で最も多く、次いで「中学卒業以上19歳まで」が22%などとなっています。

一方で、「中学生以下」は18%と全体の2割近くとなりました。

また、面談による相談では、友人・知人からの被害が最も多く22%で、親からの被害も13%に上りました。

内閣府は「親や親族からの被害は、性的な虐待を受けていることも考えられる。被害を受けた子どもへの支援を強化していきたい」と話しています。