動走行トラクター
田畑間の公道走行へ検討

農業の担い手不足を補おうと、政府は、来年度中にも、自動走行のトラクターを田んぼや畑の間の公道に限って走らせることを認める方向で検討を進めています。

自動走行のトラクターは、これまでに、人が監視して走らせるシステムが市販化され、遠隔で監視しながら走らせるシステムも来年の実用化に向けて研究開発が進んでいます。

しかし、現在は、公道で走らせることは原則、認められていないため、田んぼや畑の間の公道は、人が運転する必要があり、農業の担い手不足の解消につながっていないという指摘もあります。

このため政府は、田んぼや畑の間の公道に限って自動で走行できるよう、来年度中にも必要な制度改正を行う方向で検討を進めています。

このほか、政府は、最先端の技術で効率的に行う、「スマート農業」の普及を目指して、トラクターなど農業機械から得られるデータを各企業が共有する取り組みを進めていくことにしています。