テルス戦闘機F35A
国内で組み立て継続

航空自衛隊への配備が進むステルス戦闘機・F35Aについて、政府は国内での組み立てをやめて輸入するとした方針を見直し、国内での組み立てを続けることを20日の閣議で了解しました。

愛知県の三菱重工の工場で最終的な組み立てが行われている航空自衛隊向けのステルス戦闘機・F35Aについて、政府は去年、導入コスト削減のため、完成した機体を輸入するものの、より安い手段があれば、対応を見直すと決めていました。

その後、組み立ての作業工程の改善などによって、国内で組み立てたほうが輸入するよりも、1機当たり4000万円から5000万円ほど、コストを削減できる見通しとなったことから、当面、国内での組み立てを続けることを決め、20日の閣議で了解しました。

河野防衛大臣は記者会見で「現場でコストを低減する力は、日本企業は鍛えられているので、今後もさらに努力をしてもらいたい」と述べました。