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絶景写真でふり返る!JR羽越本線「ぐるっとにいがた鉄道旅」

石井由貴キャスターと行く
  • 2023年09月08日

田園と日本海と列車!

絶景

4回目のシリーズ「ぐるっとにいがた鉄道旅」は羽越本線です。

JR羽越本線の美しい走行シーン

今回撮影したカットを公開!

石井由貴キャスターいざ出発

羽越本線は新津駅(新潟県新潟市)~秋田駅(秋田県秋田市)を結ぶ全長およそ271キロの路線。
石井キャスターが旅したのは、新潟市秋葉区の新津駅から新潟県最北の府屋駅まで(約96キロ)。
淡いピンクトキ色の車両に乗って出発です。

羽越本線 神山駅「同級生が集まる庭」

車窓を眺めていると電車に手を振る人たちを発見!

田園広がるのどかな無人駅、神山駅で下車することに。
出会ったのは、近所の同級生でお茶をするみなさん。

こちらが、お庭のご主人服部勝利さん。

12年前、手入れができていなかった庭の改造に着手。
同級生の竹中さんと酒井さんとともに、オープンガーデンを目標に作り上げたそうです。
今では誰もがきて、よもやま話ができる憩いの場となっているんです。

気になるこちらのマネキンは同級生の誰かが勝手に設置。
「のんちゃん」の愛称で親しまれています。

番組では紹介できませんでしたが、沿線で畑仕事をする方々は、お昼に通る電車が休憩の合図となっているそうです。

羽越本線 中条駅「推しは女性武将『板額御前』」

続いて、下りたのは胎内市の中心駅、中条駅。
羽越本線の中では特急も停まる大きな駅です。

駅前にはあったこちらの銅像は、「板額御前」(はんがくごぜん)という鎌倉時代に活躍した胎内市出身の女性武将。
矢を放てば百発百中の弓の名手だったそうです。

そんな彼女を“推しまくる”方々に出会いました。
「板額会」(はんがくかい)の皆様です。

「板額御前」をもっと知ってほしい!とグッズを制作。
さらには漫画の作成や演劇もして、板額御前を推しています。
演劇は脚本、出演、大道具、衣装、撮影もメンバーが中心となって行っているそうです。

今年は9月17日(日)に板額御前の生涯を描く演劇を行います。
【第21回中世歴史絵巻「板額の宴」】
■演劇の時間:17時~19時
■会場:奥山荘歴史の広場(新潟県胎内市本郷町4−11)※少雨決行

実はみなさんの活動はこれだけではないんです。
板額御前が百発百中の弓の名手だったことにあやかり、毎年、受験生に向けて「百発百中!」合格祈願シールも作成。
受験生に贈っています。

羽越本線 村上駅「縦列停車に萌え~💗」

再び列車に戻ります。
村上駅の手前、岩船町駅でJR東日本広報の森田さんと待ち合わせ!羽越本線が大好きな森田さん。
村上駅で見られる萌えポイントを教えてくれました。

それは、列車の縦列停車!

ホームが3番線までしかない村上駅。
特急や貨物列車が追い越しをさせるために、列車が縦列停車することがあるんだそうです。
そして、前に停車している列車に乗り換えます!理由は村上駅を境に電流が変わるからです。

新津駅~村上駅は直流村上駅から先の区間は交流になるため、直流列車から交流列車、またはディーゼルへの乗り換えが必要になるんです。
村上駅から先の区間は海岸沿いを走ります。

荒波で削られた岩々が美しい、笹川流れを走っていきます。

車内で、東京から観光にきた2人に出会いました。
桑川駅で降りて、釣りを楽しむそうです。
ということで、石井キャスターも桑川駅で下車。
降りると、きらめく日本海。

笹川流れは天然岩ガキが名物。
地元の漁師の方が作業をしていました。

素潜り漁の期間は6月~8月の3か月。
天然岩ガキはこの時期しか味わえない特別な味です。
漁協桑川連絡所の隣にあるお店で天然岩ガキを注文!

終点、新潟県最北の駅、府屋で出会ったのは羽越本線を撮影して15年以上になる星野恒夫さん。
定年退職後、奥さんの実家がある笹川流れに引っ越してきました。

家の前を通る羽越本線と夕日、海に惚れこみ写真撮影が趣味になったそうです。
もともと485系の車両が好きだった星野さん。
車両が変わっても、羽越本線の特急「いなほ」を中心に撮影。
「いつまでも走り続けてほしい」と笑顔で話してくれました。

真夏のロケでしたが、沿線で暮らすみなさんの笑顔に出会い。
スタッフ一同、さわやかな思い出となりました。

見逃した方も、もう一度見たい方もNHKプラスから!
※9/15(金) 午後7:57 まで

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