宮崎県知事選挙 序盤の訴え! 3人の立候補者をNHK記者が追う!
- 2022年12月14日
今月25日に投票が行われる宮崎県知事選挙。4期目を目指す現職と元知事、それに新人の3人が論戦を繰り広げています。各候補者の選挙戦の序盤を追いました。宮崎県知事選挙に立候補したのは、届け出順に以下の3人です。
いずれも無所属で、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫 氏(65)、4期目を目指す現職で自民党と立憲民主党の各県連と公明党が推薦し、社民党が支持する河野俊嗣 氏(58)、新人で政治団体代表のスーパークレイジー君 氏(36)。
元宮崎県知事 東国原英夫 氏の選挙戦
元宮崎県知事の東国原英夫 候補。知事を務めていた2010年に発生した口てい疫で大きな被害を受けた川南町から、選挙戦をスタートさせました。
あの口てい疫のなか、一頭も牛豚がいなくなったというこの川南であります。私の原点であります。
1期4年間、知事を務めたあとは、国会議員やタレントとして幅広く活動。12年越しの2期目への挑戦となります。
有権者に一挙手一投足を見てもらいたいと、今回用意したのはガラス張りの選挙カー。県内を地道に回り、高い知名度を生かして支持を呼びかけています。
人口減少対策やインフラ整備はもちろん、宮崎の知名度を上げた実績や行動力をアピール。再びトップセールスを行って、“わくわく感”のある『稼げる宮崎』を実現したいと訴えています。
絶対に諦めちゃだめ。絶対上を見ていかんと。絶対できるから宮崎は。ポテンシャルあるから、県民の皆さん優秀ですから、努力家ですから。絶対出来ますから、それを私たちが喚起せにゃいかんですね。
現状維持でいいのか活性化を目指すのか、未来を目指すのか。宮崎をもう1回あの2007年11年、全国でキラリと輝いていたあの宮崎に私はしたいんです。
4期目を目指す現職 河野俊嗣 氏の選挙戦
現職の河野俊嗣 候補。県の総務部長や副知事を務めたあと、平成22年に行われた県知事選挙で初当選し、これまで3期務めてきました。
3つの政党からの推薦のほか、300を超える企業や団体から広く支援を受け、大規模な集会を繰り返し開き、組織固めに力を入れています。
3年に及ぶコロナ。そして原油高物価高さらには台風14号災害。今再び県民の暮らしを、そして経済を大きな打撃が襲っております。100年に一度と言われるこの難局を何としても克服し、県民の暮らしと経済を守り抜く決意であります。
着実に県政を進めてきた自分こそが県政のリーダーにふさわしいと訴えています。
選挙戦初日、河野候補が向かったのは台風により大きな被害を受けた椎葉村でした。
激甚化する災害など、直面する課題に対して県民の命や暮らしを守っていく責任を感じて選挙戦を戦っています
口てい疫からさまざまな自然災害、人口減少問題などさまざまな困難に真正面から向かい合ってきて実績を残してきた。これからも責任を持ってですね、その歩みというものを進めてまいりたい。
政治団体代表 スーパークレイジー君 氏の選挙戦
政治団体代表のスーパークレイジー君候補。若い世代の選択肢になりたいと立候補しました。
宮崎の未来は若者が決めるをモットーに頑張っていきたいと思います。
身にまとったのは特攻服。
若者の痛みが分かる自分だからこそ、同じ目線で若者の声を聞き、今必要なのは子どもの医療費や給食費の無償化といった政策だと訴えています。
自分たちが声を上げても、どうせ変わらないっていうのはすごい多かったので。みんな集まれば 不可能ではないよっていうことを訴えていきたいなと思います。
宮崎県知事選挙は今月25日に投票が行われ、即日開票されます。