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東国原英夫氏、河野俊嗣氏、スーパークレイジー君氏 主張は?

  • 2022年12月12日

12月8日に告示され、3人が立候補した宮崎県知事選挙。抱負や争点をアピールする【第一声】でそれぞれの候補者は何を語ったのか?三者三様の【第一声】の全文を紹介します。

東国原英夫 候補の第一声

本日は寒い中、改めましておはようございます。大変寒い中そしてまた大変お忙しい中、たくさんの方々に御参集いただきまして心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。本当に太陽がさんさんと輝いて晴天の絶好な日、いよいよ今日からたった今から戦いの火蓋が切って落とされます。

これから17日間、宮崎の未来、将来、宮崎の命運をかける、大切な戦いが始まります。1期4年間、2007年から11年、本当に県民の皆様にはご支援ご声援をいただきまして本当にありがとうございました。

また、2010年、口てい疫の問題があり、私は種牛を政治判断として動かしたことを、ある業界団体の方が、あれは脱法行為だった違法行為だった、あんたが2期目出るとあんた訴えるよと言われました。悩んだんですけれども裁判になっても負けるとは思わなかったんですが、裁判になれば2,3年かかります。マスコミが東国原が恣意的にわざと種牛を動かしたんだ、そういうことを書き立てられると、宮崎県のイメージダウン、畜産業界のイメージダウンにつながるんじゃないか、あるいは国からの支援も滞るんじゃないか、もし裁判に負けたら全頭殺処分しなければいけないんじゃないか。大変、悩んだんですが断腸の思いで2期目を断念しました。あのときの判断は本当に未熟、若さの至りだったんじゃないかと思います。県民の皆さんがもう1期やれよ、2期やれよ、頑張れよという期待の声、それが私の思いとは乖離をしてました。離れておりました。あの判断は今となっては本当に反省しております。この場を借りて心からおわびを申し上げたいと思います。どうも申し訳ありませんでした。

それから12年、さまざまなところで勉強、研さんを重ねてきました。そしてこれまで培ってきた私のスキル、人脈、そして知見、経験そういったもの残りの10数年、健康寿命が続く限り、このふるさと宮崎にご貢献ご奉仕、何か恩返しができないかなと思いまして、ここに立っております。

これから地方間競争が始まります。アフターコロナの中で地方間競争が始まり、観光やら移住やら企業誘致やら熾烈な戦いが始まります。そんなときに普通の県政をやっていては、ままなりません。安定した安全運転のそして手堅い県政運営もそれもいいでしょう。しかし、これからは未来、可能性、夢、希望、ワクワク感を持った宮崎を作っていかなければいけない。そのためには次元の違う、視点の違う県政を取り行わなければならないと強く思っております。

なぜここを選んだか。2010年、私はこの地で死闘を繰り返しておりました。川南からあの口蹄疫の中、1頭も牛豚がいなくなったという、この川南であります。連日連夜ここに泊まり込み対策を打っていました。私の原点であります。ちょっとこれをご覧頂きたいと思います。これは2016年、ある俳句の番組で私が作った詠んだ俳句であります。ひまわりや畜魂29万頭。殺処分した土地の上にはひまわりを植えていらっしゃいます。その光景を見て私が詠んだ句です。夏井先生の添削も入っておりますが絶賛された俳句です。折に触れて私は全国の方たちに口てい疫を忘れないでください。そして私の胸にも忘れるなよ。これがお前の原点だぞ。ということを誓うために折に触れていろんな手段で発信してまいりました。そういった意味で第一声をこの場を選ばせていただきました。

この戦いは、おそらく宮崎県政に残る戦いになると思います。この戦いに勝つことが宮崎を歴史に残すこと、そしてまた風を変えること、そしてまた宮崎の未来、夢、希望に向かう分岐点になると考えております。まさに今回のこの戦いは宮崎の命運を分ける天王山だと私は思っております。このままじゃいかん。宮崎はこんままじゃいかん。宮崎を変えんといかん。私は強く思ってます。みなさん、お一人お一人で力が私の原動力です。現職は組織団体政党等でがちっと固めております。しかし私は負けません。私は誰よりも郷土愛があり、そしてまた行動力があり雑草魂があると思ってます。雑草は強いです。この難局を乗り切れる、負けないで戦う、勝ち抜く、こういうことができなかったら宮崎県の将来はありません。そしてまた宮崎県知事としてそれは失格です。私はどんな困難にも打ち勝つためにこの難局を乗り切るために皆さんとともに立ち上がります。そしてまた戦い抜きます。お一人お一人のお力をお貸しください。皆さんのお一人お一人のお力をどうか私にお貸しください。よろしくどうぞお願い申し上げます。

それではこれから遊説にまいります。これから県北の方、椎葉の方を回りたいと思いますので、台風14号等々で被災された方々にお見舞いとお悔やみを申し上げながら回らせていただきたいと思います。よろしくどうぞお願い申し上げます。

河野俊嗣 候補の第一声

皆さんおはようございます。いよいよ17日間の戦いがスタート致しました。こうして多くの皆さまにご出席を頂き県内各地から朝早く、大変ご多用のところ、この寒い中駆け付けてくださいました。皆様の姿をみて身震いするほどの感激に包まれています。みなさま誠にありがとうございます。

今回の選挙は過去を選ぶのか、それとも未来を選ぶのか、その選択であります。16年前の過去に逆戻りするのか、それとも3期12年、着実な歩みのその先の希望ある未来を選ぶのか。その選択であります。前を見据えて歩いてこそ未来を切り開くことができる。私はそのように考えております。そして、その先頭に立って歩くのは私をおいて他にはいない、そのように考えておりますいかがでしょうか。

私は3期12年、多くの県民の皆様のお力添えを頂きながら困難な課題にも真正面から向かい合い、一歩一歩県政を前進をさせてまいりました。私の県政に対して安定した県政、堅実な県政という評価も頂いております。でも決してそれは安定した停滞ではない。安定のもとでの成長を達成をしてきた、その自負がございます。インフラ整備の高速道路の推進、さらにはフードビジネス、移住も増えています、農林水産物の輸出額も増えている。確実にさまざまな指標が右肩上がりの成長軌道を示してきた。県民の皆様とスクラムを組んで歩んできた、この12年間、着実に県政を前に進めてきた、その手ごたえを感じております。しかしながら、この3年におよぶコロナ、そして原油高・物価高さらには台風14号災害、今再び県民の暮らしをそして経済を大きな打撃が襲っております、大きな影響を受けています。私は100年に一度といわれるこの難局を何としても克服し県民の暮らしと経済を守り抜く決意であります。3期12年の経験を生かし実績を生かし国との太いパイプを生かしながら、これからの4年間暮らしや経済の本格的な回復を図り宮崎の再生を図ってまいります。

そのことが実現できるのは困難な課題を真正面から向かい合い県民の皆様としっかりとスクラムを組んで、この宮崎に腰を据えて一歩一歩この宮崎の大地を踏みしめて前に進んできた私をおいて他にない。そのように考えています。みなさまとスクラムを組んできたこのチーム宮崎でさらに未来を切り開いていきたい、そのように考えております。いかがでしょうか。

先の全国和牛能力共進会でも口てい疫のあの復興のシンボルであるこの宮崎牛が再び日本一、四連覇を達成しました。私も知事選4連覇を目指して燃える思いで、この17日間走ってまいります。ぜひ皆様のお力添えをよろしくお願い申し上げます。私は58才、国にも民間企業にも多くの友人がおります。そしてこの12年にわたり国に対して直接ものを言う関係を築いてまいりました。まさに私は今が働き盛り、河野俊嗣は今が旬であります。ありがとうございます。笑いをとったつもりはありません。今が働き盛り、ぜひこの私を使っていただきたい。この私を使っていただくことが宮崎の未来を切り開いていく、そういう思いでございます。私はこの愛する宮崎の未来が希望にあふれるものであってほしいと、そして県民の皆様とともに私がその先頭に立って歩いてまいりたい、そのように痛切に願っております。ぜひ、これからの4年間を私に託していただきたい宮崎の未来を私に託していただきたい。ぜひともよろしくお願い申し上げます。必ずや宮崎の希望と安心の未来を切り開いてまいります。

この選挙は全国が注目する選挙となりました。宮崎を守るため、そして我が国の民主主義を守るため、宮崎の底力を皆さん示していこうじゃないですか。宮崎の民主主義です。私たちの結束力を全国に向けて発信をしていく。そして全国に向けて宮崎の希望と未来を訴えてまいりたいと考えております。

今日はこのあとまっすぐに、川南の口蹄疫畜魂碑に向かってまいります。口てい疫は私の政治の原点、その犠牲に祈りを捧げながらその直後、そのままきょうは椎葉まで向かってまいります。ことし、台風14号災害で大きな被害を受けた椎葉、復興に向けての思い、しっかりと訴えてまいります。この17日間、県民の命と暮らしを守り、安心を築いていくこと、そこが知事の役割であると、そのことを胸にきざみながら、そして多くの皆様にこうして激励を頂きながら、スタートしたそのことによるエネルギーをいただきながら、しっかりと県内を多くの皆様に訴えを進めてまいります。ぜひとも、きょうお集まりの皆様のお力添えを頂きながら25日には確実に勝利をつかみ、宮崎の未来を切り開いてまいりたいと思います。

心からの感謝を申し上げ決意のごあいさつとさせて頂きます。よろしくお願いします。ありがとうございました。

スーパークレイジー君 候補の第一声

みなさんおはようございます、スーパークレイジー君こと、西本誠です。

本日ただいまをもって立候補届けを出してきました。今日始まりました宮崎県知事選挙。いろんな思いがあり、今日に至りました。今回、急きょな出馬により、いろんな若い方がスタッフとして入ってくれました。約50人ほど、全員選挙に行ったことがほとんどありません。ルールも知りません。ポスターの貼り方も知りません。そういう中、私はことしの4月に帰ってきて、今日を迎え、いろんな方に支えられて、今日ここまできました。今日4人のはずが3人になり、いろんな候補者、4年前の2人の選択肢から4人になるはずでしたけれども3人になりました。でも自分のできることは、若い世代に1本化、それを訴えていきたいと思います。

政策はすべてにおいて若者。宮崎の未来は若者が決める。そういう風に掲げております。医療費の無償化や子育て支援制度、そして給食費無償化。ほんとはこれ知事がすることではないんですけれども、宮崎全体でそういう風に県が進めていく。そしていまの高齢者を支えていくのも若者であります。そして、若い子にも、ちょっとごめんなさいね、急に久しぶりすぎてすみません。なのでほんとに若い人に言っても選挙に行かない、それはもちろん分かっています。でも高齢の方向けの政策、ほかの方いっぱい言ってますので、なかなかいまの若い世代に直結する、関心を持てる、そういう政策を訴えていきたいと思っております。

そして今日からも、もうすでに延岡、日向、門川、日南、西都、いろんなところで、いきなりみんな手伝ってくれて今、動いてくれております。ほかの陣営は確かに組織もすごいです。でも、ほかの陣営、ポスター貼りいろいろほかの現地からいくと、やはりスーパークレイジー君の陣営がみんな若い。10年後20年後たぶん私たちの陣営は、いちばん大事な時期なんじゃないかなと思っております。中学生、小学生、いろんな有権者じゃない子たちとも普通に接っして今回選挙戦やっていきたいと思います。その子たちが4年後8年後には宮崎を支える有権者であり、大事な若い方たちだと思っておりますので、今回、全然全然準備もしてなかったですけど、ほかの候補者には負けるところはいっぱいありますけれども、知識や経験、学歴などなど、でも自分にはまだ若さもある、行動力もある、知識はあとからでもつけれると思っております。

今年の4月から日本大学に入り政治経済学科、やっております。勉強している所存ではございますが、大事なのは勉強机も大事ですけど、やっぱ足を動かして現地に行ったり、そういうことが大事だなと非常に思っております。頭でっかちな、頭でっかちでずっと行動しないよりは、ましだなと思っています。35歳になって大学に入って36歳で今日を迎えますけど、とりあえず考えずにまず、いいことだと思ったら行動していくそれが大事だと思っています。

選挙に行かない60万人がいます。選挙に行くのは30万人。30万人の中にはやはり、組織票があったり、友達から入れてと言われて、しかたなく入れた1票。ほんとに考えた1票、そういう30万票。でも残りの60万人が宮崎のリーダーを決める選挙に行かないのは非常にまずいとは思っています。投票所がどんどんどんどん増えて、期日前投票も簡単にもなって、それでも行く人が減る。これはやはり何か原因あるんじゃないかと思っています。直結しない政策。選挙の仕方もやらない。だけどいま4年前の選挙と違って、コロナという事態も起きています。

そして私も子どもが1人います。小学3年生。東京から1か月ぐらい前にこっちに転校してきました。ぼくもこの町に帰ってきた以上、ただ単に選挙に出るだけではダメだと思っておりますので。選挙に行こうと言うのは簡単ですけれども、ぼくの行き場所というと、東京、埼玉、宮崎、もうこれ以上はないと思っております。恥もかきたくないし。

なんでしょうね。まとまらないですけどね。とりあえず東京で失敗したから宮崎に帰ってきたわけではないということ。まだまだ東京でもやってよかったけど、やはり宮崎、妻と子どもも東京の環境を変えて宮崎についてきてくれたので、今回は絶対に宮崎で、今までいろいろ過去も、ほかの候補者と違って、ネットに出ている通りで昔はいろいろとありました。人にも迷惑をかけて、人の痛みも分かるつもりでございます。小さい頃から施設も入っていた経験もあり、やはりそういう方たちが将来大きくなって悪いことをしてしまう。でもやはり大事なのは、小さい時からの家庭環境も大事だということ。そして子どもの第三の居場所。家族、家庭や、家庭や学校、それ以外の居場所も大事だと思っています。なので、ぼくはすべてにおいて、いつでも声を言いやすい、不満を言いやすい、そういう候補者として12月25日クリスマス決戦、非常に忙しい時だと思いますけど、思い立った時は投票。投票行ったら結構簡単だということも伝えて。やはり投票した以上その方の行動も気になるものだと思っております。なので、きょうはバタバタな1日になるかと思いますけど、この17日間、若い世代に向けて、子育て世代、などなどいろいろありますが、宮崎の未来は若者が決める、それをモットーに頑張っていきたいと思います。

まだ、ぼくたちも全員、選挙に詳しくないスタッフでほかの候補者にも迷惑をかけるかもしれませんけれども、悪かった時はほんとごめんなさい。教えて下さい、育てて下さい、こうやって言える候補者でありたいと思います。自分の母親もね、この町に産みの母がいますが、たぶん知っているんじゃないかな、もうそろそろ。でもいつか、いつかちゃんと胸を張って宮崎の親戚にも会えるよう、迷惑をかけた方たちにも認めてもらえるようにやりたいと思います。きょうから17日間、現職か前知事、そして新人、ちょっとね思った時の構図とは違いますけど、自分は自分らしく、若者は若者らしく、未熟は未熟らしく、何でも教えて下さい、育てて下さい、意見を教えて下さい、その姿勢で戦っていきますので、皆さんよろしくお願い致します。僕からは以上となりますが、毎日毎日アミュプラザで6時、演説をし、今日、明日、明後日、木金土、日曜日から都城などなど入りたいと思います。今から生まれ故郷の小戸小、西中を回っていきたいと思います。よろしくお願いします。頑張ります。

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