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宮崎知事選 歯止めかかるか投票率低下 イオンで期日前投票も

  • 2022年12月02日

告示まで1週間となった県知事選挙。
気になるものの1つは、その投票率です。
こちらは県知事選挙の投票率のグラフで
前回の投票率は過去最低の33.9%でした。

過去最高の投票率は昭和26年の88.37%。
当時は8割前後で推移していましたが、その後は、低下傾向が続いています。

有識者に聞く「投票率低下」の理由

選挙や地方行政などに詳しい宮崎公立大学の有馬晋作学長が
投票率低下の理由として指摘するのは、「無党派層の増加」です。

有馬 晋作 学長(宮崎公立大学)
やはり無党派層が、多くなったというのが
イコール政治に関心が低下している(ことにつながっている)。

一方で今回の県知事選挙は、立候補予定者の知名度がいずれも高く
投票率が過去最低だった前回の候補者2人の選挙とは状況が大きく異なります。

有馬 晋作 学長(宮崎公立大学)
前回に比べますと現職以外に2人立候補(表明)している。
いずれも個性豊かでして、県民の関心が高まりやすいことは確かだと思います。

クリスマスの選挙とはいえ、投票率の向上を期待できる顔ぶれとなった今回。
だからこそ有馬学長はリーダーシップや実行力など知事としての資質を判断して
投票して欲しいと呼びかけます。

有馬 晋作 学長(宮崎公立大学)
これから宮崎含めて日本は非常に厳しい時代に入る。
厳しい時代の宮崎県政を託す次のリーダーを選ぶという意味で、重要な選挙
次の知事が自信をもって県政運営するためには、高い投票率で選ばれるというのが、
信任されたということになりますから、多くの県民に投票所に足を運んでほしい。

イオンモール宮崎や宮崎大学でも期日前投票を実施

県知事選挙の投票率アップを目指して宮崎市のイオンモール宮崎に
期日前投票所が設けられることになりました。
期日前投票所はイオンモール宮崎の2階のイベントスペースに設けられ、
期間は12月17日から23日までは、午前10時から午後8時の間で、
24日は午前10時から午後5時の間で投票を受け付けます。
詳しくはこちら↓
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20221108/5060014074.html

また、若い世代の投票率の低さが課題となる中、宮崎市選挙管理委員会は学生の投票を促すため、
12月の県知事選挙で宮崎大学の構内に期日前の投票所を試験的に設置することを決めました。
期間は12月12日と13日で、午前11時から午後6時の間で投票を受け付けます。
大学内の330記念交流会館が会場となります。
県内ではこれまでの選挙で、宮崎公立大学などに投票所が設置されていますが、宮崎大学では初めてとなります。
詳しくはこちら↓
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20220908/5060013495.html

今回の県知事選挙で宮崎市内にはこの投票所を含めて合わせて15か所に期日前投票所が設けられる予定です。その他市町村の期日前投票所については、各自治体からの情報をご確認ください。

新型コロナの感染拡大の際には飲食店への休業要請など
知事の判断が私たちの生活に直接影響することを感じました。
だからこそ、次の宮崎県のリーダーを決める選挙は重要です。
年末の選挙ですが、各候補者の訴えなどをしっかりと聞いた上で投票してほしいと思います。

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