普段の食事でできる対策

機能性ディスペプシアが考えられる場合、治療の第1歩となるのが、自分でできる対策です。
特に重要なのは、胃に負担をかけない食べ方。食事はゆっくりよくかむように心がけ、お腹いっぱい食べずに腹八分目にします。食べてからすぐ活発に動くのは消化に悪いので、休憩を30分間とるなどしてすぐ動き回らないようにします。食事の内容を気にしすぎるとかえってストレスになるため、常識的な内容であれば、あまり気にしないほうがよいでしょう。
また、自律神経の働きを高めて、自律神経を元に戻すことも大切です。そのためには、十分な睡眠をとり、ウォーキングなど適度な運動を行い、禁煙することが大事です。こうした対策を1週間続けても改善がみられなければ、消化器内科など、早めに医療機関を受診してください。