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ハンセン病の患者・回復者の尊厳の確立を求めて

2015年02月12日(木)

WebライターのKです。

「ハンセン病の特効薬はできても、差別や偏見をなくす特効薬はない」
ハンセン病の患者・回復者の人権回復を訴える人たちが、しばしば口にする言葉です。私たちはハンセン病の歴史に関して、次の世代に何を伝えていくべきなのでしょうか。そのヒントを得るために、2月7日、東京都東村山市の国立ハンセン病資料館で行われたシンポジウム「ともに生きる 尊厳の確立を求めて」に足を運びました。

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シンポジウムを主催したのは、NPO法人IDEAジャパン。ハンセン病の患者や支援者の国際ネットワークIDEAの日本会員です。
冒頭で事務局長の村上絢子さんは、IDEAの国際的な役割について紹介し、ハンセン病の問題は人類全体の根深い課題であって、日本国内での認知啓発に終わる問題ではないことを指摘しました。フリーライターである村上さんは、かつて日本の隔離政策を逃れて、偽装結婚をしてアメリカに渡ったハンセン病患者の日本女性を取材したことがあります。その女性は気心が知れた後も、間際になって、雑誌記事の掲載に迷いを見せたそうです。ハンセン病が完治しても、過去の心の傷が癒されるのは容易ではなく、社会への恐れはなかなか消えないことを表していると言います。

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IDEAジャパンの事務局長の村上絢子さん

「国立ハンセン病資料館」を訪ねて

2015年01月27日(火)

WebライターのKです。

「世界ハンセン病の日」である1月25日に、東京の東村山市にある「国立ハンセン病資料館」を訪ねました。展示室のある2階に続く階段わきの1階フロアに、唐突に大きな映写機と消防機具が置いてありました。なぜ総合展示を見せる前に、こんなものが置いてあるのでしょうか?

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前書きのプレートには、「療養所には、専門業者が持つような本格的な設備がある。それらが存在する理由は、入所者がここを出る難しさと深く結びついている」と書いてありました。

放送を受けて、皆さんからの感想をまとめました。

2014年12月22日(月)

12/16(火)の「緊急報告 子宮頸がんワクチン接種後の障害」の放送前・放送後ともに、沢山のご意見をいただきました。ありがとうございました。
こちらのブログでは寄せられたご意見を一部ご紹介させていただきます。


◇熊本県40代女性:母さん
子供が接種年齢になり、興味がありましたが
被害報告やHPVウイルスの一部にしか効かない
女性のみ男性は打たない。ワクチン会社がもうける為!等など
と聞くと、打つ勇気はありませんでした。
が、風疹で男性がワクチン接種していなかったから妊婦に広がって大変な事になっている現状をみると何も知らずに打たないだけで良いのか?とも思います。
賛成、反対、両方の立場からしっかりとした検証を行って貰って
親として判断が下せるような正しい情報が欲しいです。
国は接種を勧めても、責任をとってくれるとは思えないですし
苦しむのは、打たせた親と本人ですから。


◇茨城県40代女性:もんさん
娘が子宮頸がんワクチン接種後に関節痛・脱力・疲労感・計算障害に苦しんでいます。
予防の為にワクチンを接種し、学校にも通えず・・・身体障害者手帳3級を受け取りました。

娘は「もう一度走りたい。運動がしたい」と頑張ってます。
子宮頸がんワクチンの副作用に苦しむ人は皆健気に耐えています。
どうか・・治療方法を・・・
元の生活に戻してあげて欲しいです。
 

【出演者インタビュー】月乃光司さん「同じように依存で悩む仲間は絶対にいる」

2014年11月12日(水)

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11月12日放送(11月19日再放送)
シリーズ 依存症
第2回 どうすれば“回復”できるか?
ご出演の月乃光司さんにメッセージをいただきました。

 

《月乃光司さんプロフィール》

「こわれものの祭典」代表。

 

 

 

 

――第2回は、徳島県の病院で行われているCRAFT(クラフト※)という取り組み、そして、自助グループにつながったことで自らの生き方を見つめ直したある男性の事例をもとに、依存症から“回復”するために必要なものは何なのか考えました。収録はいかがでしたか。

「仲間」という言葉がキーワードになっていましたが、個人的にも今回番組で出演者の方たちとざっくばらんに語り合うことで仲間の良さをすごく感じたんです。VTRで紹介したのはひとつのモデルであって、きっとみなさんの地域にも仲間はたくさんいるはずなんですよ。だから、あのように楽しく語り合える場所にぜひつながってほしいと思うし、仲間というとあまりいないような気がするけど、どんな地域でも、田舎でも、実はたくさんいるっていうことに気づいてほしいです。

※アメリカで開発された依存症治療・支援のプログラム。7段階のセッションを通じて家族と本人の関係性を改善していくことで、早期治療につなげようという取り組み。「どう伝えたら伝わるか」というコミュニケーションスキルを重視している。

 

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【出演者インタビュー】東 ちづるさん「当事者に伝える言葉を"どう選ぶか"というのはすごく大切」

2014年11月12日(水)

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11月12日放送(11月19日再放送)
シリーズ 依存症
第2回 どうすれば“回復”できるか?
ご出演の東 ちづるさんにメッセージをいただきました。

 

《東 ちづるさんプロフィール》

女優

 

 

 

 

――第2回は、依存症から“回復”するために必要なものは何かを考えました。そのなかで徳島県の病院で行われているCRAFT(クラフト※)という取り組みを紹介しましたが、どのように感じましたか。

日本はとても表現が豊かな国で、伝え方にもいろいろな種類があるから、クラフトという手法は私たちの国民性に合っていると思いますね。よく結婚したら愛していると言わなくなったとか、そういう話もありますけど、やっぱり気持ちは表現しなければ伝わらないし、そのために「言葉をどう選ぶか」というのはすごく大切だと思います。
 

※アメリカで開発された依存症治療・支援のプログラム。7段階のセッションを通じて家族と本人の関係性を改善していくことで、早期治療につなげようという取り組み。「どう伝えたら伝わるか」というコミュニケーションスキルを重視している。

 

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【出演者インタビュー】松本俊彦さん「まずは家族が相談をするところから本人の治療が始まる」

2014年11月12日(水)

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11月12日放送(11月19日再放送)
シリーズ 依存症
第2回 どうすれば“回復”できるか?
ご出演の松本俊彦さんにメッセージをいただきました。

 

《松本俊彦さんプロフィール》

国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所

 

 

 

――第2回は、徳島県の病院で行われているCRAFT(クラフト※)という取り組み、そして、自助グループにつながったことで自らの生き方を見つめ直したある男性の事例をもとに、依存症から“回復”するために必要なものは何なのか考えました。収録はいかがでしたか。

当事者視点の話をかなりつっこんだところまで聞けてよかったですね。VTRで依存症から回復していくプロセスを見ていきましたが、本当にじんわりくるようなエピソードだったので、僕自身も収録をしながら少し胸が熱くなりました。

そして今回は治療につながる取り組みとしてクラフトというプログラムを紹介しました。残念ながら我が国ではクラフトはまだ研究段階なので、限られた施設でしか実施ができていません。でも、だからといってダメなんだと思わないでください。とにかく依存症のことをわかっている援助者に相談してほしいのです。家族は一度の相談で良い答えが得られると思っているかもしれませんが、それは違います。とにかく何度も継続して相談する中で、臨機応変にいろんな作戦が出てきますから、クラフトというのはその中のひとつの例に過ぎないんです。とにかく諦めずに保健所や精神保健福祉センターに相談してほしいと思います。まずは家族が相談する、行動を起こすというところから、本人の回復が始まります。
 

※アメリカで開発された依存症治療・支援のプログラム。7段階のセッションを通じて家族と本人の関係性を改善していくことで、早期治療につなげようという取り組み。「どう伝えたら伝わるか」というコミュニケーションスキルを重視している。

 

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【出演者インタビュー】月乃光司さん「依存症は意思とか性格の問題ではない」

2014年11月11日(火)

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1月11日放送(11月18日再放送)
シリーズ 依存症
第1回 治療・支援への長い道のり
ご出演の月乃光司さんにメッセージをいただきました。

 

《月乃光司さんプロフィール》

「こわれものの祭典」代表。

 

 

 

 

――第1回は、依存に苦しむ人が急増している一方で、なかなか治療・支援につながることが難しい現実と、その背景に横たわる問題について考えました。収録を通してどのようなことを感じましたか。

「依存症は病気」ということや「病気だから治療の場につながることが大切」という情報が、世間的にほとんど知られていないんですよね。依存症は意思とか性格の問題ではなくて、病気の症状のひとつなんですよ。そのためにもこの番組を通して、こういう相談場所があって、こういう治療法で回復できるということが世の中にもっと知られてほしいと強く思いますね。

 

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【出演者インタビュー】東 ちづるさん「依存症かもと感じたら、専門家に相談すること」

2014年11月11日(火)

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11月11日放送(11月18日再放送)
シリーズ 依存症
第1回 治療・支援への長い道のり
ご出演の東 ちづるさんにメッセージをいただきました。

 

《東 ちづるさんプロフィール》

女優

 

 

 

 

――第1回は、依存に苦しむ人が急増している一方で、なかなか治療・支援につながることが難しい現実と、その背景に横たわる問題について考えました。収録を通してどのようなことを感じましたか。

アルコール依存症という病名は結構世の中に知られてきているのに、その中でいま治療中だと答えた人があんなにも少ないというのは衝撃でした。私の父がアルコール依存症になって家族がいろいろ苦悩したというのはもう20年以上前の話なんですけど、今でもその状況はあまり大きく変わっていないんだということに驚きましたね。

 

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