冬道で転ばないコツ!
- 2024年02月02日
積雪や凍結した道路を歩いていると、滑って転びそうになった経験はありませんか?
転ばないコツがあります。滑りやすい場所や転びにくい歩き方などを専門家に教えてもらいました。
転ばないコツ①両手は自由に!
冬道を歩きだして3歩。さっそく「ストップ!」と呼び止められました。
私が手に持っていたのは傘とカバン。冬道で転ばないコツ、まずは手に荷物を持たないことです。
手に荷物を持っていると、体の重心が不安定になり転びやすくなります。
もし転倒したとき、両手がふさがっていると頭や腰を打つなどしてけがをする恐れがあるので、冬道を歩くときは手に荷物を持たないようにしましょう。
両手が使えるようにリュックを背負うことがおすすめです。
リュックは手が自由になるだけでなく、転んだときに体への衝撃を和らげる効果もあります。
帽子や手袋も防寒だけでなく、けがを防止する効果があります。
転ばないコツ②歩き方を意識!
転ばないためには重要なことは、滑らないこと。二藤部さんに冬道での歩き方を教えてもらいました。
体の重心を少し下げて、小さい歩幅で、ゆっくりと歩きましょう。
また、冬道は雪のかたまりに気が付かず、つまづいて転倒するリスクもあります。
あまり遠くを見ずに10~15メートル先を見て歩くことを心がけてください。
急いでいるときは早歩きになり、重心が前に傾くため転びやすくなります。冬の外出時は時間に余裕を持ってかかとを踏み込みながら、ゆっくり歩くことを心がけてください。
積雪や凍結した道路など、路面の状況によって自分なりの「転びにくい歩き方」があるかもしれません。二藤部さんが教えてくれた歩き方も参考にしながら、足元に注意して歩きましょう。
転ばないコツ③知ろう!「転びやすい」場所
冬道では「転びやすい」場所があります。二藤部さんに案内してもらいました。
横断歩道を歩くときは、特に注意が必要です。
白線部分は水がしみこまないため薄い氷が張って滑りやすくなります。
横断歩道は車が通過するため、転んでしまうと交通事故につながるリスクがあります。
白線部分と雪は同じ色なので、区別しづらく路面の凍結に気がつきにくい。
つまり、横断歩道は歩道よりも滑りやすいといっても過言ではありません。
また、冬道を走る車はブレーキが通常の路面より効きにくい状態となっています。
夏場よりも車に注意して、横断歩道を渡りましょう。
橋の上も注意が必要です。橋の上は冷たい風にさらされるため路面が凍結しやすくなっています。
実際に路面を触ってみると、雪の下は氷に覆われ、かたくなっていました。橋の上は滑りやすい上に、転んでしまうと、凍った路面で体を強く打ってけがをすることがあります。
傾斜がある場合、特に注意してください。
下りはスピードが出やすいので、意識して重心を下げてゆっくり歩きましょう。
滑りやすいのは路面だけではありません。自宅や職場など建物の近くでも油断は禁物です。
日陰になっている場所は凍結しやすくなっています。
雪がたまっている場所やタイルの部分などは滑りやすくなっているので、
建物の近くも注意してください。
積雪したり凍結したりした冬道を歩くとき、気をつけたいポイント3点です。
①手に荷物は持たない
②重心を下げて歩幅は小さくゆっくり歩く
③横断歩道や橋の上は特に注意
冬道に慣れた人でも、転んでけがをするリスクはあります。
歩き方や転びやすい場所に注意しましょう。