中学校の体育館は、最大1500人が集まる避難所となりました。震災の約一か月後に被災地で最も早く入居が始まったグラウンドに建てられた仮設住宅には一時150世帯が入居しました。

厳しい避難生活

避難所になった中学校の体育館には、最大1500人が避難しました。当初は、食べ物などの物資が不足、おにぎりなどの配給は限られ子どもに優先的に配られました。

仮設で生まれた絆

仮設には一時150世帯が入居。集会所では、毎週のように、体操やお茶会、音楽の演奏会などの催しが開かれました。一方、慣れない暮らしに体調を崩す入居者も多くいて、夜間に救急車で運ばれたり、亡くなる人もいましたが、それぞれが支え合いながら苦難を乗り越えていきました。

励まされ支えられ

避難所や仮設住宅には、全国から数多くのボランティアが支援に入りました。歌手のアグネス・チャンさんや、シドニーオリンピック女子マラソンの金メダリストの高橋尚子さん、それに天皇皇后両陛下も訪れ、被災者たちを励ましました。