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 「等身大! 巨大とんとん相撲」をご紹介!

高さ180センチのダンボールで作った力士!? 甲斐涼香キャスターがイベントに参加!
  • 2024年04月16日

 

段ボールで作られた、身長180センチの力士!
 

自分の力士を勝たせようと必死に土俵を叩く参加者。
 

熱戦を見守る参加者たち。
 

先月(3月)、倉吉未来中心で巨大紙相撲のイベントが開かれました。
新しくオープンする鳥取県立美術館の一年前を記念して、中国地方で初めて開催されました。

考案した、アートユニットの土屋享さん。アートをもっと身近に感じてほしいと言います。

土谷享さん

アートというと、その個人の自由な表現みたいな風に思われがちなんですけども。アートの楽しさは、自分が作ったものがいろいろな人の解釈で、何かこう一人歩きしていくのがもう一方の楽しさだと思うんですね。

力士をいちから作っていくのもアートなんです。
先月中旬、県内5か所で、力士の制作が行われました。家族連れ、職場、友達チームなど、32組が参加しました。
そして私も職場の仲間と4人で参加してきました!

チーム4人でガッツポーズ!

力士は、右手でまわしをとりにいくような形にすれば、後は自由。この紙の中から力士の形を選んでいくんですよ!各チームの個性が溢れます。
 

アドバイスを受けながら、思い思いの力士になるようにダンボールを切り抜き、色づけもしていきます。規定の2時間で、各チーム力士を作り上げていきます!

では、同じ場所で作っていた他のチームの力士をご紹介!
まずは、飼っている猫の名前、大橋ココからとった「大橋ノ海」。
猫ちゃんの色と合わせて黄色で仕上げたそうです。ポイントはお腹の部分に描いた大山!
 

こちらのしこ名は、「高宮関」。人気バスケットボール漫画のキャラクターがモチーフです。
こだわりは、手に持ったバナナだそうです!
 

私たちのチームは、夕方6時台の番組の名前にかけて、「いろ★ドリ山」と名付けました。
お腹の部分には、富士山と桜を。鳥取ゆかりの力士、照ノ富士や尊富士、琴櫻や伯桜鵬をイメージしました。
またオレンジのフリンジを使って、まわしやさがりも作ってみました。デザインやカラーなど、こだわりがつまった力士です!
 

私たちのオリジナル力士「いろ★ドリ山」

イベント当日。各チーム渾身の32の力士が土俵入り。
はり手が得意技の「わたりうみ」。
 

カニやネギ、スイカなど、名産をあしらった「めいさんまる」。
 

因幡の白うさぎをイメージした「白うさぎの海」。顔が歌舞伎みたいで強そうです!
 

トーナメント戦で、少なくとも2回戦えるように、負けてももう一番とれます。

いろ★ドリ山の初戦、飛び入りで小さな男の子も参加してくれました。
頑張って戦ったのですが、あびせ倒しで、男の子の助っ人もむなしく負けてしまいました、、、とっても悔しい。でもチームで力をあわせて、楽しく叩くことができました。

相手チームは、カエルの被り物をした「なんぶ里山ケロタロウ」

さあ気を取り直して、いろ★ドリ山の2戦目。
今回は突き出しで勝ちました。私はついつい両手を挙げて喜んでしまいました!相手チームの皆さん、ごめんなさい。。

お相手は、「白うさぎの海」

参加者の皆さんにお話を伺いました。

参加者

力加減とか、叩くところが難しかったです!

 

観客

すごかったです!選手だけじゃなくて一緒に盛り上がりました!

白熱した戦いが続き、参加者だけではなく観客の応援にも熱が入りました。
会場全体が一体となっていきました。

 

土谷享さん

年齢層の幅が広かったのが印象的でした。一緒の土俵で楽しめたことが、とっとりけんび場所の魅力かなと思います。1つの場を共有できたこと、その時間がアートだったのではないかなと思います。

今回参加してみて、年齢問わず皆さんが思い思いに楽しむことが出来て、美術館開館1年前イベントにふさわしい、まさに「アート」だと感じました。試合の後半になるにつれて応援や声かけが大きくなっていき、会場全体が一体となっていくのを肌で感じました。アートって意外に身近にあって楽しいものだな、と感じることが出来ました。一緒に参加した皆さん、運営スタッフの皆さん、ありがとうございました!(NHK鳥取キャスター 甲斐涼香)

  • 甲斐涼香

    鳥取放送局 キャスター

    甲斐涼香

    担当番組「いろ★ドリ」
    絵を観るのは好きですが、描くのは苦手です(笑)

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