2024年

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僕らは決して
死なない(仮題)

 
In Production

僕らは決して死なない(仮題)
We Are Never Going to Die
(tentative title)

【あらすじ】
あらゆることが機能不全に陥った都市カラチの小さなアパートに住むナエルはズルフィを深く愛しており一緒に暮らしている。
ナエルは中流階級の出で才能と野心に溢れた新進気鋭のアーティスト。同性愛をテーマにした絵画を売って二人の生活を支えている。一方ズルフィは下層階級出身でのんびり屋、情に厚いが気まぐれで、野良犬の里親になったり、特殊学級で教鞭をとったりしている。
彼らの暮らしは、第三世界で暮らすゲイカップルの日々の苦悩に彩られているかもしれないが、それでもナエルにとっては活気に満ちた生活であり、彼は喜んでズルフィの精神的・経済的な世話をしている。
しかし初めての個展のためにニューヨークへ一人旅に出たナエルは、恵まれた現在と明るい未来を持っている上流階級ユダヤ人弁護士オーリーと出会ってしまう。14時間という長いフライトは、若い二人があっという間に燃え上がりロマンスを夢見るようになるのに十分な時間だった。
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【監督】
サイム・サディク
Saim Sadiq
脚本/監督

サイム・サディクはNYを拠点に活動するパキスタン人映画監督で、彼の初長編作品『JOYLAND』は初めてカンヌ国際映画祭のコンペティション部門でプレミア上映されたパキスタン映画となった。同時に、2022年のカンヌ映画祭で最も高い評価を得た作品のひとつでもあり、サイムは映画界におけるエキサイティングな新しい声として注目された。
サディク監督は、野心的なコンセプトを持ちつつも、しっかりとしたキャラクターを持ったこの長編2作目で、さらなる一歩を踏み出そうとしている。また、この作品は英語作品となる予定。