NHKスペシャル

沸騰都市 最終回
TOKYOモンスター

沸騰都市の最終回は東京。人口流出が続いていた東京だが、今再び毎年10万人という大幅な人口増加に転じている。大きな原因が、企業の東京移転と外資系企業の進出。グローバリズムの地殻変動を日本は、東京一極集中という方法で受け止めようとしている。
首都圏で進む再開発プロジェクトは、100を超える。東京の再開発を担ってきたのは、三菱地所、森ビルといった民間デベロッパーである。情報、文化を東京に集積し、環境に配慮した街作りで、世界の都市間競争で生き残ろうとしている。
それを達成する2つの手段が、高層化と地下世界の拡大である。容積率は一挙に緩和され、東京は世界有数の超高層都市に生まれ変ろうとしている。また地下鉄網、インフラの埋め込み、地下高速道路、東京の地下は世界最高の集積率を誇るに至った。
 番組は、「沸騰都市」のタイトル映像を担当した、クールジャパンの代表格プロダクションIGが、未来の東京の姿をアニメーションで描く。ドキュメンタリーとアニメ、2つのアプローチで、超効率都市を目指し、止め処ない膨張を続ける東京を描いていく。