任期満了に伴う東京・福生市の市長選挙は、新人と現職のあわせて2人が立候補しました。立候補した2人の訴えのほか、期日前投票の場所や時間などをまとめました。
福生市長選挙に立候補したのは、届け出順に次の2人です。いずれも無所属です。
▼新人で、共産党が推薦する元小学校教諭の牛久保真知子氏(71)。
▼5期目を目指す現職で自民党と公明党が推薦する加藤育男氏(70)。
〇牛久保真知子氏
牛久保氏は「公共施設(学校、市民会館、児童館など)の充実は福生の宝であり、守っていく」「学校を削減せず、短時間で通える『近くの小さい学校』の良さを生かす」「福生駅西口地区再開発と駅前大型複合公共施設の建設を白紙に」「4年ごとの市長退職金を廃止」などを訴えています。
〇加藤育男氏
加藤氏は「福生駅西口再開発を支援」「主要駅のバリアフリー化などすべての市民にやさしく利便性の高いまちづくりを推進」「介護サービスの質の向上など福祉の充実」「自主防災組織の支援など災害対応力を強化」「こども家庭センターを設置し、子どもへの支援を強化」などを訴えています。
福生市の市長選挙は22日から期日前投票が行われます。市役所第二棟1階の投票場所で、投票日前日の27日までの期間、午前8時30分から午後8時に投票できます。
福生市は人口5万6000人あまり。選挙戦では、▼4期16年の現職の市政運営に対する評価、▼福生駅西口の再開発事業をめぐる賛否、それに、▼子育て、福祉の支援策の拡充などをめぐって論戦が交わされる見通しです。
福生市長選挙は、4月28日に投票が行われ、即日開票されます。