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インフルエンザ流行状況 患者数減少も対策を!東京 神奈川は前の週より増加

  • 2023年12月22日

インフルエンザの流行状況です。

全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、12月17日までの1週間で1医療機関あたり29.94人と前の週から減少しました。

関東地方は、群馬県が35.40人、埼玉県が31.57人、千葉県が30.83人、茨城県が29.41人、栃木県が28.45人、神奈川県が24.18人、東京都が20.48人となっています。

感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、2つのA型のウイルスが同時に流行していることが今シーズンの特徴だとして、「一度かかったとしても安心せず、手洗いや換気など基本的な感染対策を続けてほしい」としています。

インフルエンザ流行状況

国立感染症研究所などによりますと、12月17日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は14万7858人で、前の週から1万8832人減少しました。

また、1医療機関あたりでは前の週から3.78人少ない29.94人となりました。

データを元に推計されるこの1週間の全国の患者数はおよそ101万9000人となっていて、ことし9月4日以降の累積の患者数はおよそ902万2000人と推計されています。

都道府県別に見ますと、大分県が55.17人、宮崎県が53.26人、宮城県が49.13人、北海道が47.25人、三重県が41.28など23の道と県で「警報レベル」の30人を超えているほか、大阪府で19.72人などとなっていて、沖縄県を除く23の都府県で「注意報レベル」の10人を超えています。

感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、次のように話しています。

東邦大学 舘田一博教授
「今シーズンはA型のインフルエンザウイルスの『H3』と『H1』の2つが同時に流行していることが特徴です。地域によっては、減少傾向がみられているが、このまま減少が続くのか、あるいは再び増加して例年と同様に1月後半から2月にかけてピークに向かっていくのか、注意してみていく必要がある。一度かかったとしても安心せず、手洗いや換気など基本的な感染対策を続けてほしい」

関東地方の流行状況は?

関東地方は、群馬県が35.40人、埼玉県が31.57人、千葉県が30.83人と「警報レベル」とされる30人を超えているほか、茨城県が29.41人、栃木県が28.45人、神奈川県が24.18人、東京都が20.48人と「注意報レベル」の10人を超えています。

関東地方の状況
▼群馬県 35.40人(前週46.45人)
▼埼玉県 31.57人(前週33.91人)
▼千葉県 30.83人(前週32.89人)
▼茨城県 29.41人(前週32.07人)
▼栃木県 28.45人(前週36.99人)
▼神奈川県 24.18人(前週23.22人)
▼東京都 20.48人(前週20.30人)
※カッコ内の数字は、各週発表時のもの。

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