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  • 2023年9月29日

インフルエンザ 千葉 東京 茨城 埼玉などで注意報レベル 流行で学校は?医療機関は?

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インフルエンザの感染状況についてです。

9月24日までの1週間に報告された1医療機関あたりの患者数は千葉県が15.14人、東京都が12.19人、茨城県が11.01人、埼玉県が10.1人などとなっていて、今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があることを示す「注意報レベル」の基準値を超えました。

関東地方を含めて全国の学校や子どもの施設では、インフルエンザの拡大で、休校や学級閉鎖が相次いでいます。

10月からは、多くの医療機関でインフルエンザワクチンの接種が始まりますが、ことしは、接種開始を早めるクリニックも出てきています。

インフルエンザの感染状況

国立感染症研究所などによりますと、9月24日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週からほぼ横ばいの3万5021人となりました。

1医療機関あたりでは全国で7.09人で、このデータを元に推計されるこの1週間の全国の患者数はおよそ25万8000人となっています。

地域ごとでは、いずれも1医療機関あたりの患者数で、9つの都県で今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があることを示す「注意報レベル」の基準値、10人を超えました。

「注意報レベル」の基準値、10人を超えた都県

沖縄県 22.46人/千葉県 15.14人/愛媛県 14.07人/宮崎県 14人/大分県 13.79人/東京都 12.19人茨城県 11.01人/山口県 10.69人/埼玉県 10.1人

感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は次のように話しています。

舘田一博教授 
「感染者の数は、前の週までは毎週、2倍近いペースで増えていたが、今回、横ばいとなった。爆発的な感染拡大の兆候はまだ見られていないが、季節外れの流行が起きないか推移を注視する必要がある」

インフルエンザの拡大で…

全国の学校や子どもの施設では、インフルエンザの拡大で、休校や学級閉鎖が相次いでいます。 
全国あわせて4万あまりの学校や子どもの施設の1日ごとの学級閉鎖の状況をまとめている日本学校保健会によりますと、インフルエンザの拡大で学級閉鎖になったクラスの数は、9月1日には42クラスでしたが、9月15日には373クラスとなり、9月28日の時点で552クラスに増えています。

都道府県別にみますと千葉県で109クラス、茨城県で75クラス、大阪府で57クラス、東京都で48クラス、兵庫県で47クラスなどとなっています。

このほか、厚生労働省によりますと、9月24日までの1週間に休校や休園となった学校・子どもの施設は全国で43に上っているということです。

都内の小学校では…

東京・墨田区の押上小学校では、10日ほど前からインフルエンザに感染する子どもが増え始め、これまでに4つのクラスが学級閉鎖になっています。

9月29日はあわせて19人がインフルエンザのため学校を休んだということで、手洗いなどの徹底を呼びかけていました。

5年生のクラスの子どもたちは、給食の時間も会話を控える「黙食」をしていました。

島田和久校長 
「この時期に学級閉鎖になることは例年、無いことです。保護者との連絡を密にして子どもたちが安心して過ごせるようにしたい」

医療機関では…

10月からは、多くの医療機関でインフルエンザワクチンの接種が始まります。

ことしは早くもインフルエンザの感染が広がっていることから、東京・杉並区のクリニックでは、例年10月から始めるワクチンの接種を、9月20日からに早めて開始しました。

予約枠を設けるとすぐに埋まる状態が続いているということで、28日も親子連れが次々とワクチンを接種していました。

小学生の娘と一緒に接種した48歳の母親 
「子どもの周りで流行しているので、いつもより早く接種しました」

一方、クリニックの発熱外来には多くの患者が訪れ、インフルエンザ陽性の診断が次々と出ていて、今後も発熱外来に対応する人手を確保するためには、10月のインフルエンザワクチンの予約枠を去年の1000人から650人に絞らざるをえない状態だということです。

たむら医院の田村剛院長 
「この時期にインフルエンザが感染拡大するのは経験したことがなく、はじめて9月から接種を始めた。発熱外来に対応しながら予防接種もするとなると、対応に限界があり、予約を絞らざるを得ないのが心苦しい。重症化リスクのある子どもや高齢者は接種を検討してもらい、予約を早めにとってほしい」

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