西武鉄道は、東急電鉄と小田急電鉄から中古の車両およそ100両を有償で譲り受けることになりました。大手私鉄がほかの大手の中古車両を調達するのは異例です。その理由や導入の時期や路線をまとめました。
西武鉄道が有償で譲り受けるのは、東急電鉄と小田急電鉄の車両をおよそ40両です。具体的には、東急電鉄から「9000系」車両をおよそ60両、小田急電鉄からは「8000形」車両をおよそ40両で、いずれの車両も、消費電力が少ないことなどが特徴です。
車両は、2024年度以降、小田急からの車両は国分寺線に順次導入予定です。
また、東急からの車両は多摩川線や多摩湖線、西武秩父線、狭山線に順次導入する予定です。
大手私鉄がほかの大手の中古車両を調達するのは異例で西武鉄道は導入の目的として省エネ化とともに、固定費の削減を挙げています。
西武鉄道
「車両の省エネ化を進めるとともに、東急・小田急との技術連携を深め、よりサステナブルな輸送サービスを提供します」