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【詳報】高校野球 西東京 日大三高の甲子園初戦は兵庫 社高校と 試合経過や結果は

  • 2023年8月9日

【詳報】夏の全国高校野球、2年連続19回目の夏の甲子園出場となる西東京の日大三(町田市)は初戦で兵庫県の社(加東市)と対戦しました。イニングごとの攻防を詳しくお伝えします。

2回連続出場校どうしの対戦に

夏は2回の優勝経験がある日大三の甲子園初戦は大会4日目の第2試合です。対戦相手は、こちらも2年連続の出場。2回目となる兵庫代表の社です。※一時、スコアに誤りがあり、修正しました※

試合を終えて

日大三 三木有造監督
「安田投手は、こちらに来てから調子は良かった。選手1人1人には頑張っていこうと話していて本当に頑張ってくれた。社の投手は本当に粘り強いピッチングをしていたのでなかなか打てなかった。次の試合に向けて修正していきたい。小倉前監督から引き継いで初めての甲子園で初勝利ができたことに対しては本当に選手に感謝しています」

日大三 安田虎汰郎投手
「公式戦で初めての完封が甲子園ということなので本当にうれしいです。野手がしっかりと守ってくれたおかげなので達成できたので感謝しています。小倉前監督のためにも初戦に勝てて本当に良かったです」

2回戦の対戦相手は…

鳥栖工(佐賀)と対戦します。(8月14日の第1試合)

鳥栖工は、春夏通じて甲子園は初出場。
エースの古澤蓮投手と1年生で背番号10の松延響投手を中心に地方大会5試合で失点は4と投手陣が安定しています。
松延響投手の兄、キャッチャーの松延晶音選手のリードにも注目です。
1回戦では、延長12回タイブレークの末、富山商(富山)を破りました。

試合の見どころは

テレビ解説 足達尚人さん(新日鉄広畑元監督)
「日大三は監督が代わり、雰囲気の違ったチームカラーで臨んでくると思う。
 日大三は打率が高い選手が並ぶ。どうやって社のエース髙橋が抑えるか」

1回

1回表 社の攻撃
日大三の先発はエース安田。青空の下、マウンドに立ちました。
初回は、三人で討ち取ります。
安田はストレート中心に低めにコントロールした立ち上がり。

1回ウラ 日大三の攻撃
社の先発は、エースの髙橋。
1番古賀、痛烈なライト前ヒット。ノーアウトランナー1塁
2番池内、送りバント。ワンアウトランナー2塁へ
3番二宮、セカンドゴロ。2アウト3塁へ
先制のチャンスも4番岡村、内野ゴロ。得点ならず。 0-0

2回

2回表 社の攻撃
初回は上々の立ち上がりを見せたエース安田。
この回、先頭の4番打者を三振に。
5番打者を内野フライに打ち取ります。
そして、6番打者も内野ゴロに。
1回、2回と完璧に抑えます。 0-0

2回ウラ 日大三の攻撃
5番佐々木、痛烈な当たりもファーストライナー。
6番針金、レフト前ヒット。1アウトランナー1塁
7番大賀、ここでファーストランナー盗塁成功。大賀はセンターフライ。
この間にランナーは3塁へ。先制のチャンス
しかし8番森山、内野ゴロで3アウト。 0-0

3回

3回表 社の攻撃
1回、2回と無得点に抑えた安田。
この回、先頭の7番打者を空振り三振に抑えます。
8番、9番打者をそれぞれ外野フライに。
ここまでノーヒットに抑えるストレート中心に強気のピッチングが光ります。 0-0

3回ウラ 日大三の攻撃
この回は9番安田から。初球をライト前ヒット。
1番古賀はレフトフライ。1アウトランナー1塁。
2番池内は送りバント。2アウトランナー2塁へ。
先制のチャンスに3番二宮。
センターオーバーのタイムリーツーベースヒット。日大三が先制。なおも2アウトランナー2塁
4番岡村、内野ゴロでランナー残塁。 1-0

4回

4回表 社の攻撃
相手打線を完璧に抑えている安田。
この回も三者凡退に
5球で社の攻撃を抑えます。 1-0

4回ウラ 日大三の攻撃
この回先頭の5番佐々木。
相手の守備が乱れて出塁。ノーアウトランナー1塁
6番針金が打席へ
ここで佐々木が盗塁試みるも失敗。
針金は三振。
7番大賀、外野フライ。 1-0

5回

5回表 社の攻撃
ストレートを中心に相手打線を抑える安田。
この回、先頭の4番をつまらせて内野ゴロに。
続く5番打者を外野フライに。
6番打者に初ヒット許すも
7番打者をセンターフライに打ち取り、無得点に抑えます。 1-0

5回ウラ 日大三の攻撃
1点リードする日大三。この回、先頭は8番森山。
左中間に痛烈な当たり、相手の守備も乱れ3塁へ。
9番安田は内野ゴロ。1アウト3塁。
追加点のチャンスに1番古賀はフォアボール。1アウトランナー1、3塁へ。
2番池内、初球を犠牲フライ。日大三2点目。なおも2アウトランナー1塁。
3番二宮、ライト前ヒット、この間に1塁ランナーが3塁を狙うがアウト。 2-0

試合は後半へ ポイントは

テレビ解説 足達尚人さん(新日鉄広畑元監督)
「安田は手元で伸びるストレートで相手バッターは打ちづらい。
 攻撃陣としては、相手投手・髙橋の高めの球をうまく利用して打っていきたいところ」

エース安田選手のふるさと・千葉でも応援

千葉県鴨川市の小湊地区では、地元の人およそ30人がコミュニティセンターに集まり応援。
安田選手の好投などに歓声が上がっています!

甲子園のアルプススタンドでは

応援団員
「とてもいい試合。練習は嘘つかないという言葉を信じてがんばってほしい」

6回

6回表 社の攻撃
ここまでの球数59球、被安打1、奪三振3の安田。
ストレートを中心に変化球を織り交ぜながら相手打線を抑えています。

この回、先頭の8番打者を140キロ近いストレートで三振に。
9番打者はサードファールフライに打ち取りますが、続く1番打者をフォアボールで出します。
しかし、次の打者を外野フライに打ち取り、無得点で抑えます。 2-0

6回ウラ 日大三の攻撃
この回は4番岡村から。岡村はライトフライ。
5番佐々木は内野ゴロで2アウト。
6番針金、左中間にツーベースヒット。2アウトランナー2塁。
追加点のチャンスに7番大賀。フォアボールを選ぶ。2アウトランナー1、2塁とチャンス広げる
しかし8番森山、内野ゴロで3アウト。 2-0

7回

7回表 社の攻撃
試合も終盤へ。中軸からの攻撃を抑えられるか安田。

3番打者には3球連続変化球、2球ストレート。
そして、外角のきわどい球を見極められてフォアボールに。
初めてノーアウトのランナーを出す

4番打者に送りバントを決められ、1アウトランナー2塁。
しかし、次の打者を外野フライに。
6番打者へは最後は変化球で空振り三振に。 2-0

7回ウラ 日大三の攻撃
2点リードの日大三。
先頭の9番安田、内野ゴロ。
1番古賀、セカンドゴロ。
2番池内はレフト前ヒットで出塁。毎回ランナーを出す日大三。2アウト、ランナー1塁。

《日大三:代走 池内→高村》

3番二宮、ライト前ヒット。ライトの悪送球で1点追加。日大三3点目。2アウトランナー3塁。
ここで社の投手が交代。

《社:投手交代 髙橋→2年生の福田》

4番岡村、内野ゴロで3アウト。 3-0

8回

8回表 社の攻撃
1点の追加点をもらった安田。ここまで94球、被安打1。

先頭の7番打者、初球は変化球。2球目を内野ゴロに。
次の打者にはセンター前ヒットを許す。本日2本目。
しかし、後続の2人を外野フライで抑え無得点に抑えます。 3-0

8回ウラ 日大三の攻撃
この回は5番佐々木からの攻撃。
佐々木は、内野フライに。
続く6番針金は外野フライに。
7番大賀は内野安打で出塁。2アウトランナー1塁。
8番森山は右中間へツーベースヒット。2アウト、ランナー2、3塁。
9番安田は打ち取られて3アウト。 いよいよ最終回へ。 3-0

9回

9回表 社の攻撃
ここまで被安打2の安田。最終回も引き締まった表情。

先頭打者、2番が意表を突くセーフティーバントを試みるアウトに。
続く打者を外野フライに。
ここで社は代打策。安田が落ち着いて内野ゴロに打ち取り。ゲームセット。
安田の見事なピッチングで初戦突破!! 3-0

日大三高 西東京大会3試合でコールド勝ち

西東京大会で日大三高は、準決勝で対戦した明大中野八王子など3試合をコールド勝ちで勝ち上がり、決勝では日大鶴ケ丘と対戦しました。日大三高は同点で迎えた終盤に得点をかさね、3-1で日大鶴ケ丘を破り、2年連続19回目となる夏の甲子園出場を決めました。日大三高は、夏は2回の優勝経験があります。2回の優勝に導いた小倉全由監督が勇退、三木有造監督になってから初の甲子園です。打線を引っ張るのは針金侑良選手。西東京大会ではいずれもチームトップの打率5割、ホームラン2本、11打点を記録しています。

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