夏の全国高校野球 西東京大会の決勝は日大三高(町田市)が日大鶴ケ丘(杉並区)を破り、2年連続19回目の夏の甲子園出場を決めました。決勝の試合経過の詳細や喜びの声です。準々決勝以降の試合結果のほか、それまでの日大三高の試合結果もまとめています。
〇準決勝
|123|456 | 計
明大中野八王子|400|000 | 4
日大三高 |110|543X|14
※6回コールド
|123|456|789|計
早大学院 |001|000|001|2
日大鶴ケ丘|000|130|11X|6
〇準々決勝
|123|456|789|10|計
駒大高 |000|002|000| 0|2
日大三高|010|000|010|1X|3
※10回タイブレーク
|123|456|789|計
創価 |010|200|000|3
明大中野八王子|011|160|00X|9
|123|456|789|計
早大学院 |000|000|003|3
佼成学園 |000|000|000|0
|123|456|7 | 計
早稲田実 |210|000|0 | 3
日大鶴ケ丘|006|300|1X|10
※7回コールド
〇5回戦
|123|456|789|計
日大三高|012|003|001|7
拓大一 |000|100|300|4
〇4回戦
|123|45 6|789| 計
立川 |000|000 | | 0
日大三高|314|101X| |10
〇3回戦
|123|456|789| 計
日大三高|203|65 | |16
国士館 |002|00 | | 2
※5回コールド
夏の全国高校野球 西東京大会の決勝は、準決勝で早大学院を破った日大鶴ケ丘と、明大中野八王子をコールドで破った日大三高が対戦し、日大三が2年連続19回目の夏の甲子園出場を決めました。
両チームの攻防をイニングごとに詳しくまとめました。
〇1回表
日大鶴ヶ丘、初回の攻撃は三者凡退でした。
〇1回ウラ
日大三高の攻撃も三者凡退に終わりました。
日大三高の先発の安田、日大鶴ヶ丘の先発の比江島。両者とも順調な立ち上がりです。
〇2回表
日大鶴ケ丘・5番小鉢が相手のミスで出塁します。7番伊藤がライト前にヒット。ツーアウトランナー、1、2塁の場面で8番小原が三振。無得点に終わりました。
〇2回ウラ
日大三高の攻撃は4番がファーストゴロ、5番が三振しましたが、6番針金がライトへホームラン。先制点を奪います。さらにツーアウト、ランナー1、2塁。9番の安田、三振です。
〇3回表
日大鶴ケ丘の攻撃。9番比江島はサードゴロ。続いて1番梶はショートゴロでツーアウト。2番高見澤は三振にたおれました。
〇3回ウラ
日大三高は1番からの攻撃。ワンアウトから2番池内がヒットを打つも、続く3番二宮が内野ゴロで、ダブルプレー。
〇4回表
日大鶴ケ丘。3番木嶋は三振でワンアウト。続く4番後藤。フルカウントから高めをレフトスタンドに運び、1-1の同点にしました。5番小針はセカンドゴロ。6番杉浦はライトフライ。
〇4回ウラ
日大三高の攻撃は4番岡村から。ショートゴロでワンアウト。5番佐々木はセカンドゴロ。前の打席でホームランを打った6番針金がヒット。さらにツーアウトランナー1、2塁。チャンスで8番森山は三振。
〇5回表
日大鶴ケ丘。7番伊藤がセーフティーバントで出塁。送りバントで2塁に進みます。続く9番比江島は見逃し三振。ツーアウトランナー2塁、1番梶が右中間に打ちますが、日大三の好守備に阻まれました。
〇5回ウラ
日大三高の攻撃は3人で終わり、この回無得点です。
〇6回表
日大鶴ケ丘の攻撃。先頭の2番高見澤はフルカウントからファーボールで出塁。3番木嶋もファーボールでノーアウトランナー、1、2塁。追加点のチャンスで4番後藤がライト前ヒット。ノーアウト満塁。
しかし5番小針、6番杉浦と2者連続三振でツーアウト。7番伊藤はセカンドゴロ。チャンスをいかせず無得点。
〇6回ウラ
日大三高の攻撃は3番二宮から。フルカウントから粘りますがセカンドゴロ。4番岡村は内野安打で出塁。5番佐々木が内野ゴロ。ツーアウトランナー2塁。6番針金を申告敬遠でランナー1、2塁。7番大賀は見逃し三振。
〇7回表
日大鶴ケ丘の攻撃は8番小原から。サードゴロでワンアウト。9番比江島はレフトフライ。1番梶はセカンドゴロ。
〇7回ウラ
日大三の攻撃。先頭8番森山はデッドボールで出塁。9番安田がバントで送り、ワンアウト、ランナー2塁。ここで1番古賀がセンターに勝ち越しのタイムリーヒット。2番池内はセンターフライ。ツーアウト1塁で盗塁するもアウト。この回、日大三は2-1とリードを奪いました。
〇8回表
日大鶴ケ丘の攻撃。2番の高見澤はショートライナでワンアウト。3番木嶋は初球をライトフライ。ツーアウトランナーなし。この試合ホームランを打っている4番後藤。ショートゴロでスリーアウト。
〇8回ウラ
日大三高の攻撃。先頭の3番二宮がヒットで出塁。ここで4番岡村。相手の守備のミスでランナー2塁へ。岡村は送りバント。ワンアウト3塁。6番針金が歩かされ、1、3塁のチャンスに7番大賀がタイムリーヒット。日大三高、貴重な追加点をあげ、3-1と2点リードで最終回へ。
〇9回表
日大鶴ヶ丘の9回の攻撃。5番小針ショートゴロでワンアウト。6番杉浦はレフト前ヒット。ワンアウトランナー一塁。7番伊藤セカンドフライでツーアウト。そして8番小原。フルカウントからファーストフライ。3ー1で日大三高が日大鶴ケ丘を破りました。
日大三高、2年連続19回目の優勝。夏の甲子園出場を決めました。
〇決勝
|123|456|789|計
日大鶴ケ丘|000|100|000|1
日大三高 |010|000|11X|3
優勝した日大三高の三木監督は、「日大鶴ケ丘は勢いのあるチームで苦しい場面が続きました。得点圏にランナーがいる時は得点につなげようと言っていたが、比江島投手が素晴らしい投球を続け、なかなか追加点をあげられませんでした。選手が本当によく頑張ってくれて、感謝しかありません」と時おり、涙ぐみながら話していました。
また、キャプテンの二宮選手は「三木監督を甲子園に連れて行こうと日々練習に取り組み、優勝できて本当に良かったです。最高の仲間と、まだ野球ができるので甲子園では1分でも1秒でも長く野球ができるよう頑張りたいです」と述べました。
東東京大会の決勝は、準決勝で岩倉をサヨナラで破った共栄学園(葛飾区)と、城西を破った東亜学園(中野区)が対戦し、共栄学園が春夏通じて初めての甲子園出場を決めました。