4年に1度の女子サッカーの祭典「FIFA 女子ワールドカップ 2023」が始まりました。
オーストラリアとニュージーランドが舞台の今大会。
開幕戦は、地元ニュージーランドとノルウェーの対戦となりました。
この試合、東京出身の山下良美さんが主審を務め、大会の判定の基準をつくるとも言われている開幕戦の大舞台で大役を果たしました。
記事後半は、なでしこジャパンの試合日程も掲載しています。
サッカー女子ワールドカップの開幕戦では、日本から選ばれた3人が審判を務め、大役を果たしました。
今大会では、日本から3人が審判に選ばれています。
開幕戦では、東京出身の山下良美さんが主審、東京出身の坊薗真琴さんと北海道出身の手代木直美さんが副審を担当しました。
このうち、主審の山下さんは前半、両チームの選手が激しく接触する展開が続く中、ファウルをした選手をいさめたり、判定に対する抗議にもきぜんとした姿勢を見せたりして試合をコントロールしました。
そして、終了間際には、ニュージーランドにペナルティーキックを与えるかどうかビデオ判定する状況となりました。
山下さんはVAR=ビデオ・アシスタント・レフェリーとやりとりし、最終的にはみずから映像を確認してノルウェーにハンドの反則があったと判断しました。
そして、マイクを通してスタジアムの観客にニュージーランドにペナルティーキックを与えることをしっかりと英語で伝えると、大きな歓声が上がっていました。
また、副審を務めた坊薗さんと手代木さんもゴールキックやコーナーキック、それにオフサイドなどを的確に判定し、3人は大会の判定の基準をつくるとも言われている開幕戦の大舞台で大役を果たしました。
世界ランキング11位で9大会連続9回目の出場となる「なでしこジャパン」は、22日、1次リーグの初戦でザンビアと対戦します。
第2戦は26日、ダニーデンでコスタリカ。
第3戦は31日、ウェリントンでスペインと対戦します。