詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回は「電話を切らずにATMに」に注意です。
群馬県内での最近の事例はこちら
「供託金を払えば大丈夫に注意」
「電話はつないだままにしてに注意」
「妊娠させて慰謝料が必要に注意」
「修理できるし、保証がつけられるに注意」
4月8日、群馬県伊勢崎市に住む60代の女性の自宅に年金事務所の職員を名乗る男から電話があり、「年金を過払いしていて、還付金があります。きょうまで手続きができます」などと言われました。
その後、金融機関の職員だという別の男から電話があり「すぐに手続きしてください」と改めて急ぐように促したあと、こう要求してきました。
「電話を切らずにATMに向かってください」
話を信じた女性は金融機関に向かい、男から電話で指示を受けながら、ATMを操作し、指定の口座におよそ360万円を振り込んでしまったということです。
皆さんへのお願いです…「電話を切らずにATMに」に注意!
詐欺グループはあなたが周囲に相談してだまされていることに気づくのを防ごうと、電話をつないだままにするよう、要求してくることがあります。
また、「手続きはきょうまで」などと期限を区切って冷静に考える余裕を与えないようにもしてきます。
そもそも電話で還付金の話をするのは、典型的な詐欺の手口です。還付金ということばが出たらすぐに詐欺を疑ってください。
また、相手から電話をつないだままにするよう指示されても必ず1回切って警察や家族に話してください。