詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「電話はつないだままにしてに注意」です。
2月7日、群馬県桐生市に住む81歳の女性の自宅に警察官を名乗る女から電話があり、「あなたのキャッシュカードを使っていた犯人を捕まえた」などと言ってきました。
続けて女は「これから別の警察官がカードを受け取りに行く」と説明した上で、こう指示してきました。
「警察官が到着するまで電話は切らず、つないだままにしてください」
話を信じた女性はその後、30分以上、電話口の女とやりとりを続けていると、自宅に別の警察官を装った女が訪れてきて、キャッシュカード2枚を渡してしまいました。
そして、口座からあわせて100万円が引き出されてしまったということです。
皆さんへのお願いです…「電話はつないだままにしてに注意」
詐欺グループは、周囲に相談するのを防ごうと電話を切らないよう要求してくることがあります。
うそだと気づかれないようにすること、そして話を信じている被害者に冷静になる時間を与えないようにすることが狙いなんです。
相手が「電話をつないだままに」と指示してきても、お金に関わる話を持ち出してきたらすぐに電話を切り、警察や家族に相談してください。