詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「古いカードを回収するに注意」です。
1月、千葉県市川市に住む70代の女性の自宅に市の職員を名乗る女から電話がありました。
女は「介護保険料の還付金の申請書類を送りましたが、返信がありません。手続きに必要なので銀行口座の暗証番号を教えてください」と言うのです。
女性は、暗証番号が必要な理由を尋ねましたが、「どうしても手続きに必要だ」と言われ、番号を伝えてしまいました。
その後、市の職員を名乗る男が女性の自宅を訪れ、女性のキャッシュカードを見て「古くて還付金の手続きができません。新しいものを郵送するので、このカードは回収します」と持ちかけてきました。
話を信じた女性は、男にカードを渡し、銀行口座から現金200万円を引き出されてしまいました。
皆さんへのお願いです…「古いカードを回収するに注意」
詐欺グループは、公的な機関の職員を装い「医療費や保険料の還付金を受け取るためにキャッシュカードを新しくする必要がある」などと持ちかけてきます。
それはカードをだまし取るためのうそなので、こうした電話がかかってきたら詐欺を疑い、警察や家族に相談するようにしてください。