詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは、「“副業でお金が必要”に注意!」です。
6月、さいたま市に住む80代の男性の自宅に長男を名乗る男から「副業で浄水器を売る仕事をしている。会社に入るはずの500万円の入金が遅れて困っているので、用意できないか」などと電話がありました。
驚いた男性は指示された通りに近くのATMで見知らぬ口座に現金を振り込んでしまい、あわせて100万円をだまし取られてしまいました。
続けて、長男の上司を名乗る男からも電話があったということです。
さらに、その後再び電話をかけてきた長男を名乗る男から「金融機関の人が家に行くのでお金を渡してほしい」と言われた男性。
話を信じて自宅を訪ねてきた若い男にあわせて650万円を渡しだまし取られてしまいました。
この若い男。警察が捜査を進め翌日、逮捕したのは16歳の少年で、闇バイトに応募したとみられています。
皆さんへのお願いです。「“副業でお金が必要”に注意!」
詐欺グループは、「副業をしている」などと言って、親の心配する気持ちを悪用し、だまそうとしています。こうした電話がかかってきたら詐欺を疑って警察や家族に相談してください。