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特殊詐欺の手口と対策 “水際で被害を防ぐ”

  • 2023年6月14日

詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
今回は銀行員が機転を利かせ水際で被害を防いだ事例を紹介します。
テーマは、「“水際で被害を防ぐ”」です。

5月、武蔵野銀行の中村彩那さんと沼田有希さんが特殊詐欺の被害を防いだとして警察から表彰されました。

きっかけは80代の女性が店舗を訪れたときのことでした。
案内係の中村さんが女性に声をかけ用件を尋ねます。
すると女性は100万円を下ろしたいと答えました。使いみちを聞くと医療費などと説明。
下ろす金額を少なくしてはどうかと提案しても100万円がいいと譲ろうとしません。

不審に思った中村さんは、窓口業務の沼田さんに引き継ぎます。
そこで、沼田さんがさらに詳しく話を聞いたところ、女性は「実は孫にあげる」と打ち明けました。
さらに女性の自宅に孫を名乗る電話がかかってきて金が必要だと言われていたことがわかります。
詐欺だと思った2人は上司に報告。警察に通報し、被害を免れました。

武蔵野銀行 南浦和支店 武藤裕樹次長
「こうしたいい事例をお客さまの被害防止に役立てていきたい」

今回のポイントは、こちら。「“水際で被害を防ぐ”」

銀行では、被害を水際で防ぐため職員が目を光らせていますが、被害をなくすには私たち利用者も含めたひとりひとりの協力が欠かせません。
電話をしながらATMを操作するお年寄りを見かけるなど様子がおかしいと感じたら声かけるようにしましょう。

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