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特殊詐欺の手口と対策 “ドキッとする電話”に注意を

  • 2023年6月13日

詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
今回は落語を通して特殊詐欺を防ごうという取り組みを紹介します。
テーマは、「“ドキッとする電話”に注意を」です。

6月、東京・日本橋で開かれた落語会のひと幕。

「電話やはがき、今じゃパソコンのメールまで使ってあの手この手で金をむしり取ろう、ひったくろうという特殊詐欺だ」

落語家の吉原朝馬さんが特殊詐欺の具体的な手口を紹介する落語を披露しました。

「電話に出ると『母さん、オレオレオレ』と泣いている。どうしたんだと聞いてみると、金の入った会社のかばんを電車に忘れたと、こう言う。泣いているときの声というのは誰だかよく分からない。そこがミソなんだよ」。

息子を名乗る人物から電話がかかってきた事例などを紹介。
注意すべきポイントも呼びかけました。

「最初、相手を喜ばせたり、驚かせたりして、ドキッとさせる。こいつを忘れちゃいけない。このあと必ず金やキャッシュカードの話になる。ここでおや?と思ったらこれはまず詐欺だな。ドキッ、おや?は詐欺ですか」

落語を聞いた女性
「詐欺を身近に感じました。かたい話だけでなく、笑いの中でやると楽しく考えることができた。頭の中に残りました。」

吉原さん
「生成AIのなりすましとか、どんどん詐欺防止落語も変化しています。古典的なものでいまだにだまされる方が多いので、両方一緒にやっていけたらと思っています。」

警察庁特別防犯対策監 俳優 杉良太郎さん
「いろいろなジャンルの方々から詐欺について発信をしてもらった。皆さんにきょうはわかりやすくお話してもらった。」

皆さんへのお願いです。「“ドキッとする電話に”注意を」

詐欺グループは、相手を驚かせたり喜ばせたりして正常な判断ができない状態に陥らせお金をだまし取ろうとしてきます。
「ドキッ」とする電話などがきたら詐欺を疑い、周りの人や警察に相談しましょう。

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