特殊詐欺の手口と対策 “通話しながらATM操作は詐欺を疑って”

5月、埼玉県上尾市に住む70代の男性の自宅に市役所の職員を名乗る人物から電話があり、こう言われました。
「累積医療費の還付金があります。手続きはATMで行うので、携帯を持ってATMへ行ってください。着くころに銀行の者から電話があります」

話を信じた男性は、ふだん利用している銀行の無人のATMに行き、行員を名乗る人物からかかってきた電話の指示に従ってATMを操作していました。
そのようすを見て、不審に思った利用客の20代の女性が「詐欺じゃないですか」と男性に声をかけます。

このひと言で、男性は交番に相談。被害にあわずにすみました。

皆さんへのお願いです。「“通話しながらATM操作は詐欺を疑って”」

詐欺グループは、ATMで手続きできるなどとうその話をもちかけ、電話で指示しながら自分たちの口座に金を振り込ませようとします。
このため、通話しながらATMを操作している人は金をだまし取られそうになっている可能性があります。
今回声をかけた女性は、男性と面識はありませんでしたが勇気あるひと言で被害を防ぐことができました。みんなで目を光らせ詐欺を撲滅しましょう。