詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
実際にあった手口をお伝えします。
今回のテーマは「“家族を名乗る電話”に注意!」です。
4月、東京・荒川区に住む80代の女性のもとに、女性の息子を名乗る男から「財布をなくしてしまった。今すぐ現金が必要なので、部下に取りに行かせる」と電話がありました。
この際、男は、「のどの手術をして声がおかしくなっている」と話し、医師を名乗る別の男も電話でのやりとりに加わっていました。
その後、女性の自宅に部下を名乗る男が訪れ、女性が600万円を渡すと、息子を名乗る男から再び電話があり、「会社がらみでもう少しお金が必要だが、現金はどのくらいあるのか」と聞かれたということです。
女性が手元にあった金額を伝えると部下を名乗る男が再び自宅を訪れ、女性は現金を渡してしまいました。結局、あわせて3000万円をだまし取られたということです。
皆さんへのお願いです。「“家族を名乗る電話”に注意!」
詐欺グループはあなたの家族になりすまし、うその電話を信じ込ませて大切な現金をだまし取ろうとします。
家族を名乗っていても、お金の話をされたらまずは詐欺を疑い、一度電話を切って周りの人や警察に相談してください。