千葉県で販売されている「プレミアム食事券」。
物価高騰対策・新型コロナ対策として、去年12月に販売が始まりましたが、物価高騰が長引いているなどとして、キャンペーンが5月末まで延長されることになりました。
それに伴い、購入の上限も緩和されて利用しやすくなっています。
何が変わったのか、どのくらいお得なのか、追加販売の理由は?解説します。
「プレミアム食事券」は、物価の高騰や新型コロナの感染拡大の影響を軽減し、飲食店などでの消費喚起を図るため、千葉県が発行しています。
1セットあたり1万円で、次の2種類が販売されています。
①プレミアム率20%
(県が基本的な感染対策を取っていると確認した飲食店で1万2000円分として使える)
②プレミアム率25%
(県が感染対策の厳しい基準を満たしたと認証した飲食店で1万2500円分として使える)
購入は、通信アプリ「LINE」の電子クーポンからで、県の特設サイトなどからQRコードを読み込んで、友だちに追加することで買うことができます。紙の食事券は発行されていません。
「プレミアム食事券」は当初81万セットが用意され、去年12月1日に販売が始まりました。
当初、販売・利用期限は2月末まででしたが、「食料品価格の高騰が長引いている」などとして、3月末までに延長。
さらに、「その後も物価高騰が長引いている」などとして3月の補正予算に10億円を盛り込み、40万セットを追加販売することになりました。
これに伴って、販売・利用期限は5月末までに再延長されました。
県の発表によると、1月末までの2か月間に販売されたのは44万セット。
販売が始まった12月は売れ行きが好調だったものの、1月に入ると大きく減少し、このままのペースでは、再延長した販売期限の5月末になっても売れ残りが出てしまう可能性もあります。
県は、1人が購入できる限度を2セット→4セットに拡大し、従来はできなかった「買い足し」ができるように緩和しました。
また、利用できる店も当初の6000店→7300店まで拡大していて、利用を促したいとしています。