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静岡県知事選挙 何を訴えた? 候補者演説を徹底分析!

  • 2024年05月09日

静岡県の川勝知事の辞職に伴う知事選挙が5月9日に告示され、新人6人が立候補しました。NHKはそれぞれの候補者の演説を「テキストマイニング」という手法で分析し、告示日最初の演説などで有権者にどのような内容を訴えたのか読み解きました。

新人6人 立候補

静岡県知事選挙に立候補したのは届け出順にいずれも新人で、▽諸派で政治団体代表の横山正文氏(56)▽共産党公認で党県委員会委員長の森大介氏(55)▽無所属で立憲民主党と国民民主党が推薦する元浜松市長の鈴木康友氏(66)▽無所属で自民党が推薦する元副知事の大村慎一氏(60)▽無所属で自営業の村上猛氏(73)▽無所属でコンサルティング会社社長の濱中都己氏(62)の6人です。

「テキストマイニング」で徹底分析!

NHKはそれぞれの候補者の演説を「テキストマイニング」という手法で分析し、有権者にどのような内容を訴えたのか、使われた政策や選挙運動に関する言葉の回数を集計しました。画像では多く使われた言葉をより大きく表示しています。

横山正文候補は?

横山さんは「計画」という言葉を最も多く使い、3つの「計画」を主張しました。
「静岡県シリコンバレー計画」「浜松市ボールパークビレッジ計画」そして「静岡市ボールパークビレッジ計画」だということです。

森大介候補は?

共産党の公認を得ている森さんは「原発」という言葉を最も多く使いました。
「浜岡原発は、南海トラフ巨大地震の震源域の真上に建つ世界一危険な原発だ」と述べ、再稼働せずに廃炉にすべきだと訴えました。
「リニア」という言葉も多く使われ、リニア中央新幹線の建設は、水と環境を破壊をするとして、建設中止を訴えています。

鈴木康友候補は?

鈴木さんは「東部」という言葉を最も多く使いました。
自ら浜松市長を務めた県西部ではなく「東部」の沼津市で最初の演説を行い、「潜在力を持っているのがこの東部地域だと思っている」と述べ、医学部やベンチャー企業の誘致を訴えました。
また、自らの実績を生かして、「東部」でのマリンスポーツを中心とした「観光」振興も訴えました。

大村慎一候補は?

大村さんが最も使った言葉は「県政」でした。
「県民不在の県政から、県民の手に県政を取り戻したい」と述べています。
「国」という言葉も使っています。
これまでの「県政」は「国」との信頼関係が崩れ、対話ができていない状況だとして、総務省の官僚を務めていた実績も生かして「県政」の立て直しを訴えました。

村上猛候補は? 

村上さんは「問題」という言葉を最も多く、次いで「リニア」を多く使っています。
「一番県民を騒がせているのはリニア問題で、最初から検証したい」と述べ、リニア中央新幹線の建設計画を検証するとしています。

濱中都己候補は?

濱中さんは「請願」という言葉を最も多く使いました。
憲法で国民の権利として保障されている「請願権」の拡充を訴えています。
「スローガンは一人一人の要望に応える県政へ、請願権の拡充だ」と述べています。 

投票は5月26日

投票は5月26日に行われ、即日開票されます。

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