静岡ゆかりの田沼意次役に渡辺謙さん NHK大河ドラマ「べらぼう」出演者発表

横浜流星さんが主演する2025年放送の大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」の新たな出演者が発表されました。江戸時代、現在の静岡県牧之原市に当たる相良藩の藩主で、幕府の重役を担った田沼意次を渡辺謙さんが演じます。NHK静岡のインタビューに対し、意気込みを語りました。

蔦屋重三郎役 横浜流星さん
蔦屋重三郎の人生に大きな影響を与える人物を、すてきなみなさまに生きていただけることを本当にうれしく存じます。喜びや責任感も強く感じてきて、身が引き締まる思いです。

田沼意次役 渡辺謙さん
田沼意次は、（日本を）経済を主にした国に変えていくという先見性を持っていろんな人を集めて話をよく聞いていました。『おぬしも悪（わる）よのう』というイメージを払拭し全く違う人物像を届けたい。
ドラマのタイトルではないですけど、『てやんでえ、べらぼうめ』という感じで1年間を走り抜けたいと思います。まだまだ先のクランクインですが、頑張りたいと思っています。

Q静岡はどういうイメージ？

長い長い、横に長い。東海道新幹線でも“ずっとまだ静岡だ”みたいな感じがあるので。今回（の大河）も家康が、遠江とかを治めていますが、静岡は非常にいろいろな歴史が詰まった県だと思います。

Q静岡県民に役への意気込みは？

とにかくお城もぜんぶ焼き払われて跡がないので、彼（田沼意次）の“痕跡”をなかなか感じることはないと思うんですね。だけど彼はなぜ、ここに城を建てたかったのかとかそういうことを、田沼意次という人物を通して、静岡の方々が誇りに思ってもらえるような人物像ができたらと思っています。もちろん作品に入る前には、ちょっと現地もうかがってみたいと思います。