浜松市で料理と文化のイベント ＮＨＫ多言語アプリ紹介
- 2023年02月13日
外国人が多く暮らす浜松市で、さまざまな国の料理や文化を紹介するイベントが開かれました。このイベントは、浜松市国際交流協会が県内に住む外国人のそれぞれの国の文化などを理解し交流を深めてもらうために3年ぶりに開いたものです。
このイベントはNHKも共催、日本での安心・安全な暮らしをサポートするアプリを紹介しました。（ＮＨＫ静岡放送局 視聴者グループ 井上真帆）
浜松市中区の会場では、ケバブやベトナムのサンドウィッチ「バインミー」などさまざまな国の料理を味わえるブースが設けられ、訪れた人たちが料理の食べ比べをしながら楽しんでいました。
ステージでは、歌と踊りにあわせて蹴り技などを繰り出すブラジルの伝統的な格闘技「カポエイラ」など各国の踊りや音楽が披露され会場を盛り上げていました。
インドネシア出身の女性は、「ほかの国のイベントもあって楽しい」と、コロナ禍のために3年ぶりに実現した開催を喜んでいました。
また、開場の一角には、トルコ南部のシリア国境付近で起きた大地震を受けて、被災者支援の募金箱も設置され、訪れた人が募金をしていました。
浜松国際交流協会の鈴木恵梨香さんは、「浜松には、およそ90か国の外国人がいるのでこれからも市民同士がふれあえるきっかけを作っていきたい」と話していました。
NHK静岡もこのイベントを後援。会場では、NHKワールド JAPANポルトガル語放送のキャスター、レナートさんとのトークやクイズで会場の皆さんと盛り上がりました。
NHKブースでは浜松市の好きなところ、改善してほしいところを書いてもらうコーナーも。
「自然が豊か」や「人がやさしい」など浜松の暮らしを楽しんでいる意見もありましたが
一方で「国際交流の場がもっと欲しい」「災害時など外国人にとって必要な情報が手に入りやすくなってほしい」など外国人ならではの悩みもありました。
必要とされる災害情報。私（井上）は、ＮＨＫワールド JAPANの多言語アプリで、地震や水害などの情報を把握してもらおうと実際にイベントに参加しました。
いろんな国にルーツがある方たちが、浜松やその周辺で生き生きと暮らしていることを、イベントでお会いする中で、実感しました。こうした方々がお互いの文化を知って楽しく繋がりを持つ機会は、大切だと感じました。
今回、ステージやブースでご紹介したのが、「NHKワールド JAPAN」
英語、ポルトガル語、ベトナム語など19の言語でニュースや番組をお届けしています。災害情報などで「必要な情報が手に入りやすくなってほしい」という声をたくさん伺いましたが、そんなみなさんに少しでも活用していただければと思いました。
▼NHKワールド JAPANのサイトはこちら▼
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/?cid=pkhk-tvqc-610-20230213
