NHKさいたまブログ

首都圏ネットワーク

7月3日(月)の首都圏ネットワーク「おかえり天気」では、気象予報士の黒田菜月さんとしゅと犬くんが埼玉県草加市を訪れ、大学生が作成した「SDGs学園都市マップ」についてお伝えしました。

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「SDGs学園都市マップ」獨協大学3年生の5人がゼミ活動の一環として制作した冊子です。2年生だった去年12月から取りかかり、ことし5月に完成しました。

草加市内で、SDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みを行っている施設などの活動が掲載されています。

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太陽光パネルが設置されている商業施設リサイクルでSDGsに貢献をしている特別支援学校など、学生たちが実際に足を運んで取材した取り組みが紹介されています。

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制作した学生は「小中学校の授業ではSDGsを学ぶ機会があるのですが、それだけで終わらせるのではなく、実際に地域のSDGs活動をみることで、より理解を深めてもらえるように作成しました」と話してくれました。

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中継は、冊子に掲載された施設のひとつ「草加市立花栗中学校」からお伝えしました。

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この中学校では給食で食品ロスを削減する取り組みを行っています。

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冊子を制作した学生は「この中学校では、地元の農家で栽培された野菜を給食に取り入れています。大きいものや小さいものなど、どんな形のものも受け入れることで、農家の食品ロスの削減に貢献しているんです」と説明してくれました。野菜はその日に収穫した新鮮なものが地元農家から届きます。

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一方で、生徒たちにも変化がありました。                                        花栗中学校の栄養教諭・栗本江美さん「この活動をやってみたところ、子どもたちの食べ物に対する意識が高まり、以前よりも給食を残さなくなりました。学校全体で年間1,000㎏以上、残食を減らすことができました」と話してくれました。

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 給食の完食率を毎日記載して掲示をするなどして生徒の意識づけも行っています。

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上の写真の通り高い完食率を達成しています。
また、食品ロス削減の取り組みが評価されて、花栗中学校は消費者庁長官賞を受賞しました。

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「SDGs学園都市マップ」獨協大学などで配布されています。
みなさんもSDGsについて考えてみませんか?

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今回のおかえり天気中継は、7月10日の午後7時までNHKプラスでスマホやパソコンからお楽しみいただけます。