昼ご飯を食べながら失礼いたします。NHKで政治部長をしている山口太一と申します。

こちらは、渋谷の放送センター１階にある食堂です。私がいただいているのは、本来は別のメニューに付ける「副食」。日替わりで、おかずのAと、汁物のBがあるのですが、その両方にご飯と納豆を組み合わせると、合計４８０円。ワンコインで収まる私の定番ランチなのです。きょうは「揚げ茄子肉味噌がけ（A）」と「さっぱり野菜スープ（B)」でした。

さてみなさん、“政治記者”と聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか。「興味ない」「固い」「面白くなさそう」とか。確かに５９人の政治部員を見渡すと、真面目人間が多いとは思います。

でも、私が言うのも気が引けるのですが、その目線や感覚は、ごくフツーなんですよ。納豆が付いていると、なんとなく健康的だと思ってしまう。飲んだ日の翌日は、たっぷりと唐辛子をかけたスープに幸せを感じてしまうんです。

そんな“政治記者”が、テレビだけでは伝えきれない永田町や霞が関の最新事情を届けるのが、この「政治マガジン」です。私は２５年前に“政治記者”になりました。その時、最初に「ヘェ～」と思ったのが、地下鉄の駅と国会議員の事務所、それと議事堂が地下通路でほぼつながっていることなんですね。新宿の地下街みたいなものです。雨に濡れないんですよ。これはトリビアのほんの一例ですが、「そうだったのか！」という新鮮な驚きを伝えられればと思います。そう、天ぷらに肉みそなんて、まさかと思っていましたが案外おいしい。そういうことです。

ＳＮＳ全盛時代の今、私たちの回りには、玉石混交の情報が氾濫しています。その中から、どのサイトにアクセスし、どの程度、その情報を信用するのか迷うところです。そんな時、この「政治マガジン」を思い出してもらい、クリックしてみてください。「役に立った！」と感じてもらえるファクトを発信できるよう、関係者一同、頑張ります。

しゃちほこばった巻頭言もいかがなものかと思い、恥ずかしながら政治部らしからぬこのコーナーでのご挨拶とさせていただきました。この「永田町・霞が関のサラめし」では、国会や官庁街などで働く方のご飯を紹介しつつ、いまの動きを感じられるコンテンツを発信していきます。第１回は河野外務大臣、最後にあの名言が飛び出しましたね。

さてと、私も午後の打合せに行かなければ…あ、食堂のかた、ごちそうさまでした！明日は「レモンチキン」ですか、これはまた楽しみです。

ではみなさま、末永くよろしくお願い致します。