2019年12月13日

自民党 衆議院議員 野田毅さん

最高顧問の昼めしが、あわただし過ぎる件

2019年12月13日

昼の12時35分の自民党本部。

ぎゅうぎゅうに詰まったスケジュールの合間に、9階の食堂に駆け込んできたのは、衆議院議員の野田毅さん(78)です。

自民党の現職で最も当選回数が多く当選16回。議員歴48年の重鎮です。

午後イチの予定は、自らが最高顧問を務める党税制調査会。遅れるわけにいきません。
たった15分間の、野田さんのお昼ごはんが幕を開けました。

「いつもの!」と注文して出てきたのは、スピード重視のビーフカレーセット750円。サラダ付きです。

「ここのカレーは本当によく食べる。時間もないし、仕事しながらってことも多い。あまり消化にはよくないかもしれないけどね」

若手時代から長年、口にしてきたこちらのビーフカレー。半世紀前から味はほとんど変わっていないそうですよ。
「おいしいよ。長年いると、このカレーの味に慣らされるんだよ。ちょっと、あきちゃうこともあるけどね」

ちなみに野田さんの地元は熊本2区。
というわけで、本日のサラめしは熊本放送局記者の私、高橋遼平が取材しました。

野田さん。ネクタイのキャラクター、「くまモン」ですよね?

シャツの袖にも「くまモン」のカフス。

「そうそう。いろんな洋服に合わせられるよう、20~30種類は持っているんだよ。まだ全然知られていないときから、ずっとつけているね」

開始から10分が経過、野田さんのランチは早くも終盤戦です。

税制調査会だけでなく、社会保障制度調査会の最高顧問も務める野田さん。
野田さんにとって、税とは?社会保障とは?

「税は国家の根幹で、社会保障は国民生活の根幹。社会保障の中でも、特に医療は、給付と負担のバランスを取っていかなければならない。負担を増やす政策は選挙では不人気だよ。でも、高齢化は待ってくれないし、若者にツケを回さないようにしないと。それが、僕の仕事だと思っている」

次の世代の政治家たちに向けたメッセージも。
「地味なこと、基礎的なこと、本質的なことは票にはならないかもしれない。それでも、大事なことを前に進めていかないと。現状を変えていくのが政治の仕事だ」

おっと、時刻はすでに12時50分。さあ、税調の会合へ急がなくては。

半世紀に迫る議員生活の大ベテラン、そのランチはあわただしかった。

会合のあと、議員会館の事務所にもお邪魔しました。

「くまモン」愛にあふれていますね(笑)

ごちそうさまでした!